ただでさえ公私共に落ち着かない日々がずーっと続いているというのに、気候にまでこんな試練を与えられるだなんて理不尽な…。とりあえず、良質な睡眠が摂れるように努力はしております。あとは知らない。←
さて、5/17はTHE ALFEEの最新シングル『鋼の騎士Q/Never Say Die』が発売されました。
今年で結成50周年を迎えるだけあって気合が入っているというか、両A面になっている2曲はどちらも最近のアルフィーらしい力強いメッセージソング。昔からアルフィーは多くのメッセージソングを歌い続けているけれど、今年で結成50周年を迎えるまで一度も立ち止まることなくトラベリング・バンドとして活動を続けている矜持が楽曲に反映されていて、アルフィーの3人が歌うからこその言葉の重みや説得力が胸に突き刺さります。

テレビドラマ『グランマの憂鬱』の主題歌になっている『鋼の騎士Q』は、テレビやラジオを初めて聴いた時から『エルドラド』を彷彿させるような曲調でいながら新鮮なコーラスワークで「おっ」と感じたし、聴く者を鼓舞しながらも心に寄り添うような歌詞にグッときてしまいました。
この曲はCDで聴くより先に相模大野アルコンでフル聴いたので、その時のステージ演出の印象が朧気に蘇ってもきたりと二度美味しい。改めてCDでじっくり聴いた時は普通に耳に馴染みましたが、実はアルコンで初めて聴いた時は「Hey!」の合いの手が難しいな!…て、感じちゃったんですよね。
もう一つの新曲『Never Say Die』を初めて聴いたのは先述した相模大野のアルコンでして、ハードな曲らしいという情報くらいしか知らなかったので、まさかシングル曲でプログレ色の強い楽曲を出してくるとは驚きでした。しかも十八番のスイッチヴォーカルで、アルバムのメイン曲でも良いのでは?と思ってしまったほど。
『鋼の騎士Q』よりも急き立てるようなメッセージソングで、こちらはアルフィーならではの壮大な世界観が全開。特に、サビの高見沢さんのハイトーンヴォイスで歌い上げている歌詞の部分は痛いくらいに突き刺さる。3人のうち2人は来年には古希を迎えるというのに、良い意味で攻撃的なサウンドや歌詞が違和感なくいけちゃう凄さたるや…。
いまだに遅疑逡巡な状態の私にとって、今回の新曲2曲は喝を入れられたような気分ですわ。
そしてボーナストラックが盤違いで収録されていますが、どの曲も「CD音源になってくれれば…」と思っていたので嬉しい限り。特に通常盤に収録されている『Loveing you』のライブver.は、去年の夏イベで披露された初のコーラス入りの楽曲。生配信の『カモアル6』で映像が初めて流れた時に「これもいい!」と感激したのでリピしまくっています。あと、去年の武道館公演ver.の『鋼鉄の巨人』も、オリジナルに近いアレンジでありながら更にパワフルになっていて印象に残っていたので収録されてラッキー。
ずーっと現役で活動しながら結成50周年を迎えるのだから、オリジナルの楽曲は本人たちも数を把握しきれないくらいあるのに、「新曲=新たな希望」という価値観でペースを落とすことなく出し続けてくれる。これが常に新鮮な気持ちでアルフィーに接することができる秘訣の一つかも。
新曲があることで過去に出た曲も相乗効果でアップデートされていくし、今も昔も常に「…ing」を大事にしているブレない姿勢でいる彼らに信頼を預けて、これからも着いて行きますよ。
そういえば、新曲発売に合わせて春TOUR中だというのに、色々とメディアに露出していて何気にチェックが大変で嬉しい悲鳴。個人的に嬉しかったのは、久し振りに生放送で生演奏となったNHK『うたコン』の出演。最近、地上波ではオーソドックスな音楽番組が激減してしまったので、テーマに合った楽曲や歌手が持ち歌を披露できる内容が逆に新鮮でした。
THE ALFEEは意外にも『うたコン』初出演。結成50周年ということもあってメドレーだったけど、『メリーアン』、『星ディス』、『鋼の騎士Q』と3曲も演奏!しかも、現在はTOUR中に骨折してしまった(?)大型エンジェルギターのアークエンジェル・ギターが入院中なので、すごく久し振りにテレビでヴィーナスエンジェル・ギターが登場して狂喜乱舞♪やっぱり映えるギターですわよっ。
エンジェルギターといえば、同じく出演者の山本彩さんが舞台裏をスマホで動画撮影されていて、高見沢さんがその動画撮影のためだけにクリスタルエンジェル・ギターを出して来たのには笑いました。「本番は違うギターで演奏します」って!なんて贅沢なエンジェルギターの使い方…!500本以上ギターを所有している高見沢さんだから、自然にできちゃうことなんでしょうね。
メディアの露出といえば、今回も『週刊女性』のインタビュー内容(お写真も素敵!)が良かったのでリンクを貼っておきます。雑誌発売と同時にweb上にも公開してくれるだなんて、器が大きすぎる気がする。ぶっちゃけ、雑誌の方が読みやすいので買いますけど!
■ドラマ『グランマの憂鬱』主題歌も話題のTHE ALFEEが結成50年もまだプロ意識がない?「どん底を味わったからこそ3人の方向性がひとつになった」(週刊女性 2023年5月30日号より)
