ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2017/09/29 Fri 20:27
 9月も今日を含めてあと2日で終わりですが、なんだか10月下旬に向けて無駄に慌ただしくなりそうな…。何で今の時期に?と思うよりも、今まで訴えていた事と今やっている事が全然違う議員バッチを付けた人達に唖然茫然。二枚舌どころじゃないような…。選挙期間になると意味も無く名前を連呼して街中を走行する迷惑過ぎる車が増えるだけでも憂鬱なのに、こんな人達を見たら街頭演説だって「所詮は自分が当選する為だけに御託を並べているだけでしょ」と耳を傾けるのも馬鹿馬鹿しくなってくる。勿論、真面目に活動されている方々だって多いんだろうけど、上に立つ人達がアレじゃね…。

 とりあえず、ペテン師に投票しないようにしっかり見極めなければ。世知辛い時代になったものだ。否、もしかして、昔の方々は有権者にペテン師を露呈するようなこともないずる賢い者ばかりだっただけなのかな?

 とにかく9月は公私共にバッタバタで、楽しい事があれば辛く哀しい事もあったり、ビックリするくらい嬉しい事も起きたり、ちょいと痛い目にも遭ったり、人生プラマイゼロどころじゃない感情の振り幅が非常に激しい月でした。そろそろ心穏やかに過ごしたい(笑)

THE冠『奪冠』 そんな事を願いながらも部屋のBGMは激しいメタル!
 7月に高見沢さんのラジオ番組『ロックばん』にもゲスト出演した冠徹弥さんことTHE冠のNEWアルバム『奪冠』が9/27にリリースされました。タイトルは"だっかん"と読みます。
 お笑い芸人さんとしても活躍できそうなくらい濃いキャラの冠さんですが、国内のメタルミュージシャンの中ではトップクラスのヴォーカル力。寧ろ、何でもっとメジャーな存在にならないだろう?と不思議でならないくらい。メタルは「喧しいだけ」と敬遠している人も一度は冠さんの楽曲を聴いて欲しい。王道のメタルサウンドに高音シャウトを連発しているけど、抜群の歌唱力だから非常に聴き易いというか歌詞がストレートに伝わってくる。これって何気に凄いことだと思います。だから、メロディアスな曲は歌詞の深さもあって意外に泣けるんですよ。個人的には『やばい』と『イロモノ』が特に気に入りましたね。『イロモノ』や『冠、メロイックサインやめるってよ』辺りはHMを愛する者は涙無しには聴けないのでは?ちょっと大袈裟な表現かな(笑)。でも、アラフィフ男が等身大で叫ぶ社会への軋轢や鬱憤に対して共感する大人は少なくないかと。HMは"魂の叫び"でもあると思うので、その想いが存分に詰まっているアルバムだと思います。
 あとね、ギターを10曲中8曲をsadsのK-A-Zさんが弾いているのもポイント高いのです。7弦ギタリストの代名詞的な存在のK-A-Zさんですが、自身が作曲した楽曲も1曲があってエグイくらいバキバキに弾き倒していてテンションが上がります。しかも、この超絶激しいカッコいい曲に愉快な歌詞を付けているのがTHE冠ワールドなんです。それに、ベースも数曲Takamiyソロでもお馴染みの大桃俊樹さんが担当していて、こちらも6弦ペースをバキバキに弾き倒しております♪

 10年くらい前は率先してHMを聴いてこなかったけれど、高見沢さんがソロでTakamiyメタルを推すようになってからHMも自分から聴くようになってきたなー。好きなミュージシャンの影響で自分の好きなサウンドが広がるって嬉しい発見。



 THE冠は11月からアルバムを引っ提げてのTOURもやるので、ライブパフォーマンスにも定評がある冠さんだからタイミングが合えばまたライブにも参加したい!また担がれる冠さんが見たい(笑)


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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

2017/09/15 Fri 19:59
 早朝から物騒な事が起きましたね。これが常態化しないで欲しいものです。自然災害と相対するだけでも大変だというのに。

 ただ、今は社会情勢というか現状がちゃんと受け止められない状況です。
 一週間ほど前に身内に突然の不幸がありまして、何度か経験があるとはいえ命が燃え尽きる時間を見届けるというのは辛く哀しいことでした。同時に生命の終わりの呆気なさを感じ、なんとも言えない虚無感にも囚われました。生きているうちは多少なりとも我武者羅に突き進んだ方がいいのかな…とも感じたり。その故人との最期のお別れが今日あったのですが、ここにくるまで色々とあっただけに無事に送り出すことができてホッとしています。悲しい時間ではあったけれど、家族愛に溢れた温かい時間に自分も浸ることができました。
 正直に言えば何度も経験したくない事ですが、自分が年齢を重ねていけばいくほど避けては通れない事でもあるんですよね。それが人生なんだろうな…と悟れているようで悟れていませんが。

 これからも自分はしっかりと自分の人生を突き進んで行きたいと思います。

 話題が前後するのですが、8月の最終週にEPSミュージアムで9/10まで開催されていた高見沢さんの変型ギターを集めた『Takamiy's Guitar Heaven』を観て来ました。

Takamiy's Guitar Heaven

 ESPミュージアムには2フロアあって、通常1フロアは専属アーティストの変型ギターコレクション、もう1フロアはヴィンテージギターコレクションになっているのですが、この期間だけ全フロアTHE ALFEEの高見沢俊彦さんのギターコレクションで埋め尽くされるというアル中には堪らない企画だったのです。去年も高見沢ギターコレクションが同時期に開催されていましたが、その時は1フロアだったので今回は展示されているギターの本数が倍になって見所満載。高見沢さんの変型ギターの代名詞であるエンジェルギター・シリーズは初代から展示されていて、高見沢さんのソロ公演が終了した後からは最新のアーク・エンジェルギターも展示されていたとか。それ以外も普段のアルコンではお目に掛かれなくなった4本ネックのトランプギターや、様々なコラボによるキャラクターギター、初代の高見沢カスタムギター、フライングAギターシリーズなどなど。変型ギターだけでなく、最近愛用しているRELISHギターや、初期の高見沢カスタムで制作していたKRAMERのギターも展示されていたり、個人的に今まで生で見ることが無かったのギターも観ることが出来ました。もうフロア内、圧巻!の光景なんですけど、これで高見沢さんのギターコレクションの一部の一部なんですからね(笑)
 勿論、私の大好きなヴィーナス・エンジェルギターも1本展示されていたのでガッツリ観察してきましたとも!2本あるうちの1本だけだったので、もう1本は高見沢ソロで使用されるんじゃないか?と淡い期待を抱きましたが淡いまま消えていきましたよ。←
 表紙&巻頭特集された「YOUNG GUITAR」10月号でヴィーナス・エンジェルギターのことを「(アークエンジェルが登場するまでは)造形の素晴らしさという点ではこれを超えるギターはないと思っていた」と評しているくらいなんですから、出し惜しみせずに今後もステージ上で使って欲しい!

ESP Takamiyピック 実は9/7だかに高見沢さんがESPミュージアムに訪れていて、正面のポスターにサインを入れて行ったそうなので(高見沢ソロ公演後は演奏されたギターも追加展示されることもあり)再度ESPミュージアムに行きたかったのですが、流石にそれは叶わない状況になってしまい残念な限りでした。確か、最終日に無料配布されていたポストカードがヴィーナスエンジェルギターのイラストだったんですよねー。私が行った時はブルークロスギターのポストカードを頂きました。
 で、ESPミュージアムに行った記念にこの期間に合せて限定販売されていた高見沢さんのオリジナルピックを購入。サインまで印字されていて凝っています。デザイン的にも美しいので、前にESPで買っていたピックホルダーになるキーホルダーに早速このピックを入れようかな。ギターは弾けないけど(笑)、好きなギタリストのピックはコレクションしたくなります。

 高見沢さんのギターコレクションは開催する度に大好評らしいので、また来年も開催されると良いな♪あれだけの変型ギターを間近でジックリ観察できる機会はここでしかないですからね。

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テーマ:【THE ALFEE】 - ジャンル:音楽

2017/09/07 Thu 21:34
 夏らしい夏を迎えないまま9月を迎えましたね。ただ、気候的には夏ぽくなかったとはいえ、私は9月の初っ端にライブ2連チャンがあったので、それに合せて夏休みを取り遅ればせながらの夏を満喫した気分です。

Takamiy『美旋律』 8/30にTakamiyこと高見沢俊彦のベスト盤『美旋律~Best Tune Takamiy~』がリリースされまして、ベスト盤の割には全曲歌い直しということで楽しみにしていましたが、さすが2014年に生まれて初めて喉を壊してコンサートに支障を来たす事態に見舞われて以降、歌い方を変えた高見沢さんだけあって「本当に歌い直しだけなの?」とガラッと印象が変わった曲や、キーが違って聴こえるような曲があり、オリジナルと聴き比べできる楽しさがあって只のベスト盤ではない仕上がりでした。特に歌い方の差はバラード曲が顕著で『Thanks for Your Love~PartII』は断然、今回のベスト盤の歌い方の好きです。他の曲もオリジナルはシャウトといよりガナっているように聴こえていた曲が、丁寧なハイトーンになっていて聴き易く歌詞がストレートに伝わってきます。
 また初回盤Aには未発表音源やライブ音源が収録されていまして、井上大輔さんの遺作に高見沢さんが歌詞を付けた『Night of Rouge』や、去年のビルボードTOKYOで披露された『ヤマトより愛を込めて』、『ゴジラのテーマ』が個人的にお気に入り。ライブDVDが既に発売されているとはいえ、CD音源になってくれた方がいつでも気軽に聴けるので有り難いです。

 でもって、明日9/8に発売される「YOUNG GUITAR (ヤング・ギター) 2017年 10月号」が高見沢さんの表紙&巻頭大特集になっていまして、楽器店で早売りされていたのをgetしてきたのですが、撮り下ろしの表紙のカッコ良さもさることながら、40ページ近い特集記事は最近には無い濃い内容で大感激!ギター雑誌だけあってギタリスト高見沢をフィーチャーしてくれていて、ソロ活動をするようになった経緯や過去から今までの作品やソロライブだけではなく、愛用の変型ギターについての特集コーナーや、過去にルーク篁さんが「とんでもない機材の量」と驚いたという高見沢さんのサウンドシステムについて写真付で数ページに渡って掲載されている内容は圧巻でした。ギタリストはこの特集記事を見て唖然とするんじゃないですかね?(笑)。それに『Fantasia~蒼穹の彼方』のスコアも21ページ渡って掲載されていまして、スコアと合わせた60ページ近い記事で高見沢さんが大特集されている『ヤング・ギター』10月号!貴重過ぎますね。
 数年前までは高見沢さんは奇抜な風貌やキャラが悪目立ちしてしまってギター雑誌にギタリストとして取り上げられるだなんて殆ど無かったのに、まさかヤング・ギターに表紙&巻頭特集記事が載ることになるだなんて。還暦超えまでブレない姿勢で活動してきたからこその功績なのかな。この雑誌の掲載はファンとしても凄く嬉しかったです。

 そして、少し内容が前後しますが。
 高見沢さんはベスト盤を引っ提げて9/2,3にTakamiyソロライブ『真夏の夜の夢 2017 -Night of Pacifico-』パシフィコ横浜 国立大ホールで2日間開催しました。私の夏休みを締める最高の思い出作りです♪

 去年のビルボードTOKYO公演と同じタイトルが付いていたし、サポートメンバーがいつもの吉田太郎さん、ただすけさんに加えて、スペシャルギターにあの鳥山雄司さん、サポートギターに佐藤大輔さん、サポートベースに安達貴史さんとメタル系のミュージシャンでは無かったので、去年のようにアダルトで落ち着いたムードを全面に出していくんだろうと思っていましたが、高見沢さんがラジオ番組『ロックばん』で「夏メタルをやる!」と宣言していた通り、まさかメタル三昧で驚きの連続でした!正直、ここまでメタル推しだと思いませんでした。

 何よりも高見沢さん自身がこのライブは物凄く楽しんでいて、終盤では「今年は冬にINNOVATION CLASSICSをやって、(アルフィーの)春フェスタがあって夏フェスタがあって、このパシフィコがあって…一年中ライブをやっているような感じだけど、今が一番楽しいなー!60代最高だぞー!」と言ってのけたことに集約されているかと。

 40年以上で現役で還暦過ぎまで元気に活動してきている自信が漲っていて、歳を重ねていくことは楽しいことなんだろうなと思わせてくれましたね。なんか人生の凄い見本を目の当たりにした気分でした。この方が自分の人生より先を歩んでくれているって凄く心強い。色んな意味でパワーを貰えたライブでした。

※公演が終了していますから以降、ネタバレ満載で感想+セトリを書いてます。
 (長いですよ!)

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テーマ:コンサート - ジャンル:音楽

2017/07/21 Fri 21:21
 幸ちゃんのNACK5『Kトラ』を聴きながらのblog更新。

 いつの間にか関東は梅雨明け宣言が出ていました。そもそも今年は本当に梅雨入りをしたのかも怪しい。九州地方や各地での局地的豪雨とは対照的に、関東は空梅雨状態でダムの貯水量も真夏に向けて水不足が危ぶまれる箇所があるくらい。梅雨入り宣言が出されて以降、雨傘より日傘を差している率の方が圧倒的に高い。この先も暫く雨傘より日傘の方が活躍しそうです。
 連日30℃超えの猛暑だし洗濯物が早く乾いて良いんですけど、来週末はTHE ALFEEの夏フェスタ、ルーク篁ソロ公演とライブが続くので猛暑に負けないコンディションを整えておかなくては…!

 そんなコンサート三昧な週がもうすぐなので楽しみでもあるんですが、コンサートといえばGOODSです。最近はどこのアーティストもGOODSのオリジナル性が高くなってきている気がします。出来るだけファンの懐から毟り取ろうという魂胆ですね!←言い方

 THE ALFEEのコンサートGOODSが凝っていることはテレビ番組でも取り上げられた程なので、次に何が出て来ても驚かないとは思います。このblogを書いている時点で夏フェスタのGOODSが発表されていないから、発表された時に「ええ?」と驚かされることがあるかもしれませんが(笑)。ただ、マサルマサラカレーやフライパン・ミニを超えるインパクトのあるGOODSなんて逆に難しいと思いますけどね。最近は日用品ぽいのも出してきるので実用性が高いGOODSがあると有り難いかも。
 「一体どんなGOODSが出るか?」期待と不安を抱えながら想像している今が一番楽しい時間だったりね。

 ルーク篁参謀のコンサートグッズもなかなか凄まじくて、去年なんて本悪魔の姿が前後にプリントされた「抱き枕カバー」とか出してきましたからね!しかも今年は「遂に来たか!」というフェイスマスクに入浴剤が発売されるんですよ。あと綺麗なボトルの香水!フェイスマスクなんで「これで悪魔フェイスになれる♪」てやつです。両GOODSとも「美肌魔族シリーズ」と付いていて、タイトルからパッケージから考え抜かれております(笑)

 過去に「コレは良いなぁ」と思ったのはSMAPの歯磨きセット。歯ブラシと歯磨き粉だけじゃなくて、折り畳みタイプもコップもセットになっているのは機能的でもありデザイン的にも普段使いできる柄で可愛かったんだよね。

 個性的なキャラを持っているアーティストは奇抜なGOODSを出してくれると倍嬉しいですよ。
 THE ALFEEもあれだけ個性的なキャラの3人なんだからフェイスマスクをそろそろ出してくれても良いのになぁと思っていたり。消耗品だとファンは幾つでも買うじゃないですか!

 THE ALFEEは早くも秋フェスタTOURの日程が発表されて下半期のスケジュールを考えなくていはいけない時期になったので、ライブ1本増やす為に夏フェスタのGOODSは切り詰めようかと思案したりしなかったり…。出来れば夏フェスタのGOODSは切り詰めたいから、あまり好みのGOODSを出して欲しくないとか、我儘なお願いを心の奥底で呟いております(笑)

 GOODSのことを書いていて不意に去年のルーク篁ソロで買った乾パン缶を思い出し賞味期限が大丈夫だったかチェックしたら、さすが保存食だけあって来年の8月まで大丈夫でした!

 コンサートグッズといえば、お土産に貰ったのかどうしたのか覚えていないけど学生時代は鳥羽一郎さんのコンサートグッズのお茶碗を使っていました(笑)。「大漁」という文字やら魚の絵とかカラフルに描かれている派手なお茶碗で可愛くて、とても気に入り欠けちゃうまで愛用していたなぁ。

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テーマ:コンサート - ジャンル:音楽

2017/05/11 Thu 23:40
 5月最初の更新ですがGWが終わってる!
 仕事上カレンダー通りの休みではないのですが今年はのんびりしたというか、友達と食事に行ったり胃袋が幸せな日々を過ごせました。暫く体重計には乗るまい(笑)

 しかし、その間にTHE ALFEEが1年振りの発売するシングル『あなたに贈る愛の歌』を幸ちゃんが『Kトラ』で流してくれたり(久しぶりの王道ラブソングのバラード曲♪)、なんと今年も7月に横浜アリーナで夏イベやっちゃうよ!今年は「夏フェスタ」だよ♪…と、私は4日間のうちに3本ライブに行くという去年とほぼ同じハードなライブウィークを過ごすことになりそうで今から楽しみです。
 今年でTHE ALFEEはデビュー43年という中途半端な年だというのに、まったくペースを緩めないところが恐ろしい。アルフィー積立貯金しておいて良かったですわ。

 さて、本題は先月の事なんですが、4月に約1か月間、日生劇場でミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』が上演されていまして、市村正親さん主演の日本初公演のコメディ作品ということで観て来ました。市村さん演じる8人の遺産相続人の殺人を企てる青年の役はダブルキャストで、私が観た公演はウエンツ瑛士さんが演じていました。

紳士のための愛と殺人の手引き 物語は殺人容疑で投獄された青年モンティ(ウエンツ瑛士)が真実を日記に書き記す場面から始まります。

 ある日、たった一人の肉親である愛すべき母親を失い意気消沈している青年モンティの所へ母親の古い友人だと名乗る元に謎の老婦人ミス・シングル(春風ひとみ)が訪ねて来て、彼女によるとモンティの母親は大富豪貴族の「ダイスクイス・ファミリー」の一人であり、息子であるモンティ自身にも爵位継承権があるとのこと。但し、現時点でモンティは8番目の爵位継承者にあるため現伯爵含め8人(演じる役者は全て市村正親!)が死なないことには継承権を得られない。
 …結局夢話だと興味を示さなかったモンティだが、継承者の一人である聖職者のエゼキエル・ダイスクイス(市村正親)の元を訪ね、8番目の爵位継承権を持つ自分が現伯爵のアダルバート・ダイスクイス卿(市村正親)に援助を受けられるように取り入って貰えないかと頼みます。しかし聖職者として生きるエゼキエルは一族のゴタゴタには関わりたくないと相手にしてくれません。ところが、偶発的な事故が起こりモンティの目の前でエゼキエルが転落死してしまいました。モンティは7番目の爵位継承者となり、このまま他の継承者を殺していけばアダルバート卿に取り入らなくても自分は爵位を継承できると残りの7人の継承者の殺人計画を思い付くのだった。

 ※注意。以下、ネタバレを含みます。

 …という話で、大富豪貴族の爵位を得る為に一人の青年が奇想天外な方法で8人の継承者を殺していくサスペンスコメディ。モンティは端から8人の継承者を殺すつもりははくて、最初に接触した銀行家の息子アスクイス・ダイスクイス・ジュニア(市村正親)に横柄な態度を取られたしまったので、聖職者なら相談に乗ってくれるだろうとエゼキエルを訪ねたら相手にして貰えないどころか見殺しに出来るチャンスが巡ってしまったので衝動的に起こしてしまったのが最初の殺人。この偶然の殺人がモンティは恐ろしく愉快な殺人鬼に仕立て上げてしまったのです。

 その後はあの手この手で残りの爵位継承者を殺害していくのですが、どれも自分が疑われないよう事故死に見せ掛けていく過程が可笑しいのなんの。市村さん演じる継承者達が次々と「そんなのアリ!?」て思わず噴き出しちゃう死に様を見せていきます。しかも、市村さんが8役演じ分けているだけあって、どのキャラクターも個性的過ぎましてね~!個人的にケンブリッジ大学を卒業したのに性格も頭もお花畑なヘンリー・ダイスクイス(市村正親)と、慈善事業に精を出すヒヤシンス・ダイスクイス夫人(市村正親)のキャラが最高過ぎて。特にヒヤシンス夫人はモンティが仕掛けた罠に負けず、慈善活動の為に執念を燃やしまくる様は大爆笑でした。

 モンティが次々と爵位継承者を殺していくものだから現伯爵のアダルバート卿も事態を怪しみ、不意に現れた8人目の爵位継承者であるモンティを警戒します。そして遂にモンティが殺害したヘンリーの妹のフィービー・ダイスクイス(宮澤エマ)を婚約者に迎え次期爵位継承者まで昇りつめると、2人は同等の立場として対峙することになります。「この男を殺せば伯爵になれる」と機を狙うモンティと「この男が犯人かもしれない」と疑念を抱くアダルバート卿との静かな駆け引きが実にスリリングで、2人の心理状態を理解していない周囲の人々も巻き込み、物語は観客の意表を突く大波乱のクライマックスを迎えるのです。

 最初から最後まで凄まじいドタバタ劇で、その中には2人の女性の間で揺れるモンティの恋愛模様もたっぷり描写されているし、モンティの境遇に同情して彼を息子同然に接するアスクイス・ダイスクイス・シニア(市村正親)の存在なと、コメディの中にも要所要所にスパイスが効いていて物語の世界観に惹き込まれました。

 あと何と言っても8役を演じ分けた市村さん(正確には8役ではないんだけど…それは観劇した人の特権)、どのキャラも個性が強いのは先も書きましたが、アッという間に演じ替わるんですよ。モンティが殺して次の標的が登場するまで1分も経たない場面もあったくらいで、あの早着替えは凄い。一名を除いて突飛なキャラばかりだったので演じ甲斐があったことでしょう。どのキャラも実に活き活きとしていました。
 モンティ役を演じたウエンツさんは二番手とはいえ出番は市村さんよりもずっと多くて、ステージにほぼ出ずっぱりというハードな役柄でしたが、何人も殺害していきながらも迷ったり葛藤したり恋愛には優柔不断のようで一途だったり、人間味溢れるキャラがとてもハマッていました。

 舞台演出もかなり凝っていて見た目にも非常に楽しく、時間と資金に余裕さえあればもう一度観たかったですね。現時点で愛知と福岡での公演が残っていますが、さすがにそこまで追い掛けられない…。
 日生劇場での再演を期待したいです。

 再演といえば、その日生劇場で12月に『屋根の上のヴァイオリン弾き』、来年3月に『ラ・カージュ・オ・フォール』の再演が決定しています。私が愛するミュージカルベスト1,2が続けて上演されるだなんて狂喜乱舞ですよ。絶対に観に行けるように色々と頑張らないと!

 ミーハー根性は私に生きる活力を与えます!(断言)

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術


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