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PC画面表示でご覧ください。蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的にミーハーで節操ありません。
2010/08/05 Thu 23:10
映画『インセプション』 昨日、映画『インセプション(英題:INCEPTION)』を観て来ました。さすが夏休みに入っているだけあって、シネコンはかなりの混雑ぶりでした。

 内容は、人が眠り夢を見ている中で、その意識の中に潜り込んで頭の中のアイディアを盗むスパイが存在し、中でもコブ(レオナルド・ディカプリオ)は優秀な腕を持っていたが、ある理由で母国を追われ様々な国を転々と渡り歩く暮らしをしていた。
 しかし、ある日、コブの元にサイトー(渡辺謙)という企業家から、ある人物の夢の中に潜り込み“ある記憶をインセプションして欲しい”という非常に難しい依頼をされ、その難しさから一旦は断ろうとしたコブだったが、サイトーが「もし成功すれば、報酬として君を母国に帰できるようにする」と言ってきたことで、帰国を夢見るゴブはその依頼を引き受ける。そして、ゴブは仲間を集めてミッションに取り掛かろうとするが、そこに思わぬ妨害が待ち受けていた。

 …という話で、『ダーク・ナイト』のクリストファー・ノーラン監督が自身で脚本をも担当し、「人の夢に入り込み、アイディアを盗むスパイ」という奇抜なストーリーを斬新な映像と複雑な展開で見せていくアクション・サスペンス作品です。

 ハッキリ言って小難しい内容です!

映画[INCEPTION]画像1 人が他人の夢に潜入したり、自分の夢に潜入したり…と、様々な場面が出てくるのですが、今、主人公が居る場所が誰の夢の中なのか、それとも現実なのか、明確な説明はありません。しかも、夢の中も一種類ではなく、何層にも分かれており、頭の奥底に潜入するには夢の奥底まで進まないといけない…という設定で、奥に進む旅に場面設定がガラリと変わり展開に着いて行くのも大変。物語が進むにつれ、いつが過去で、いつが現在で、いつが空想(夢の中)かも判別し難くなっていきます。
 しかも、現実と夢の中では時間の経過が違っていて、夢の奥の方へ行けば行くほど時間の経過が速くなるという設定を活かした複雑な展開に、私の思考機能は暴走寸前になりましたよ(笑)

 それでも挫折せずに作品の世界観に惹き込まれてしまうのは、他人の夢の中であろうと自分も眠りについて"夢を共有"しているが為に、主人公コブが抱えるトラウマが度々夢の中に現れ彼を窮地に追い込んでいったり、夢の中で殺されても所詮夢だから醒めるだけで済むはずが、強い鎮静剤を打って眠ると心だけ夢の中に取り残されてしまうリスクもあったりと、スリリングが常に登場人物には隣り合わせ。
 彼らはミッションを成功できるのか?彼らは無事に夢から醒めることができるのか?ドキドキしながら見入ってしまうわけです。

映画[INCEPTION]画像2 トレイラーを初めて見た時は街が布のように折り曲がったりガラスが弾けるように壊れていく映像に驚き、こういう斬新な映像の数々を見せ付けられるんだろうと思っていましたが、意外にもそういう映像は少なく、コブはじめ登場人物のトラウマや心の葛藤…心理面の描写がメインの作品だったという印象を受けました。

 しかも、クリストファー・ノーラン監督は「作品を観て、どう感じるかは観客に委ねる」タイプですから、この作品の終わり方は非常に曖昧というか、どちらにでも捉えられるような終わり方をしています。そこがニクイ!(笑)
 最後「ああ、こういう終わり方するのか…」と一息吐こうかと思ったところに、「ええ~っ?これって、一体…!」と、最後の最後で観客に"考える余裕"をわざと与えてくるんですからっ!

映画[INCEPTION]画像3 渡辺謙さん演じるサイトーは不思議な人物で、彼自身がミッションに加わることでコブの人生を大きく左右していきます。
 この二人が対峙する印象的なシーンが作品の冒頭と後半にあるのですが、あのシーンをどう捉えるかでエンディングの捉え方が人によって変わってくるのではないでしょうか。

 謙さんはノーラン監督作品『バットマン・ビギニンズ』に出演した時は、『ラストサムライ』で得た名声で出演できた…という印象が強かったのですが、今作品『インセプション』では監督自らが謙さんが演じるのを想定して描いたキャラクターだっただけに、日本の作品に出演されている時と同じくらいの堂々たる立ち振る舞いで、本当にハリウッド俳優になったんだなぁ…と改めて感じました。

 しかし、自分が眠って見る夢は、それまでの経験と想像で蓄積されていくものだと思うんだけど、その夢の世界が理想的過ぎて現実と区別がつかなくなる…というのは、人間の想像力が余りに凄過ぎるからなのか、それだけ空想が心が脆いものにするのか、現実逃避好きの人間としては(笑)少しばかり考えさせられしまった。


 コマが…あのコマが気になる!もう一度観たいかもっ!→★★★★


 以下、ネタバレを含んだ感想になりますのでご注意下さい。




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テーマ:2010年映画感想 - ジャンル:映画


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