ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2011/11/29 Tue 21:43
 春や秋に活躍する薄手のモッズコートの内側に、昨日からモコモコ(ファーと言えって?)を装着しました。こういうスタイルになると「冬だな~」って気がしてきますわ。だって、11月ももう終わるもんね…。例年に比べたら私の住んでいる地域は暖かいよなぁ。でも、こういう気候の時に限って年が明けてからドカ雪が降ったりするんだよね。注意せねば。

 そして、今週の私は最高で最強のLIVE WEEKになります。来週、私は生きているだろうか(笑)。何でこんなスケジュールになっちゃったのか、自分でも理解不能。でも、こんなスケジュールになるのは多分これが最初で最後だろうな。

エアロスミスin東京ドーム そんな訳で、LIVE WEEK第1弾!
 昨晩は7年ぶりの来日となったAEROSMITH in 東京ドームのLIVEに参加して来ました♪
 東京ドームには何度も来ているけど、コンサートでし来たことがない私(笑)

 今回の日本TOURは彼らにとって10回目でして、21日の金沢のいしかわ総合スポーツセンターからスタートしまして、東京公演は28,30の2公演になり丁度折り返したところになるのかな?とにかく、今の日本でドームTOURを敢行してくれることが嬉しくて仕方がありませんっ。

 当初は日程的にキツかったし参加する予定では無かったんだけど、同じ東京ドームでのSMAPのファンパに落選した悔しさの勢いでプレイガイドに駆け込み(笑)、正に勢いでの参加となりました。

 でもでも、やっぱり参加して良かったわぁ!

 今年デビュー40周年、メンバーの年齢も軽く還暦超えしてしまっているのに、相変わらずセクシーでカッコいいロックバンドでしたよっ!もう、あの姿を観られただけでも感激ものでしたね。
 もちろん、初めてエアロスミスのコンサートを観た頃に比べたら、当然のことながら体力の衰えは垣間見られてしまったけど、実年齢を超越したパフォーマンスは十分に堪能できたし、「もう何なんだ!?この色気はっ!?」という感じです。

 Newアルバムを引っ提げてのTOURではないけど、非常にロックバンドらしい王道なスタイルでとても楽しめましたよ。ちょっと前まで解散の危機まであったほど険悪だったとは思えない(笑)、これがエアロスミスなんだろうなぁ!…というの痛感させられた2時間超えのLIVE STAGEでした♪
 ラストの演出も「今だからこそっ」って感じで嬉しかったです。


 以下、ネタバレ全開になるのでご注意下さい。


web拍手
-- 続きを読む --

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

2011/11/27 Sun 23:43
 ここ数日、朝晩は冬の冷え込みになってきましたね。
 でも、まだエアコンのコンセントはまだ入れてないぜ!出来ることなら年内は使いたくないんだけど、どこまでいけるか勝負だにっ!←何と?

 昨晩の『嵐にしやがれ』のアニキゲストがTHE ALFEEでございました。
 私、今までこの番組を観たことが無かったんですが、嵐が男性ゲストから色々と学ぶって趣旨で良いのかな?とにかく、「音楽界の怪物」(笑)から、都市伝説や魅力を検証して学んでこっていうトーク中心の内容。

 TV誌には高見沢さんと嵐が腕相撲対決をするとか、他にも色々と書いてあったんだけど(幸ちゃんが持って来た爬虫類も1匹だけじゃなかったみたいだし)、随分と内容がカットされていた模様。
 ALFEEファン的には定番ネタも多かったので目新しい内容はそんなに無かったものの、OPでも言っていたけどALFEEの3人が揃ってバラエティ番組に出演することは滅多に無いから色々と美味しかったですな。

 しかし、まぁ、桜井さんが「もう(ケンカしたら)勝てないからケンカしない」と言うだけあって、高見沢さんの二の腕はどんどんムキムキ成長中。ソロコンサの時とか、凄いもんね~。
 あんなムキムキになったのは、「ギター弾くときに袖が邪魔で腕を出すようになったから鍛えて…」とのことですが、何故そこまで突き詰める~っ。逞しい二の腕は好きですけど、個人的にはギタリストの二の腕ならジェイル大橋辺りの二の腕が好みなんだけどなぁ。

 高見沢さんが「嵐アルフィーになってもらう!」と言って、ニノも「タカミーになれるかな?」と言っていたたにも関わらず、何故か嵐が変身したのは角刈り時代の桜井さんの姿(爆)。サングラスを掛けていた時はそこそこ雰囲気が出ていたと思われるが、外しちゃうとそれぞれの素顔が前面に出ちゃうから可愛い感じになってましたな。

 個人的には高見沢さんの変型ギターが色々と登場したのが嬉しかったわ。何と言っても、高見沢さん自身が持っていたのはヴィーナス・エンジェルギターだったんですものっ♪私は高見沢さんの変型ギターの中で、あのギターが一番好きざますっ♪
 しかし、嵐の中でエアギター・プレイが一番上手い人に愛用ギターをプレゼントしていたけど、まさかギブソンのレスポールをプレゼントしちゃうとは驚きっ。さすがにヴィンテージじゃないから出して来た変形ギターほど高価ではないとはいえ、一般的には変型ギターよりも価値は高いし(笑)、良いギターなだけにちゃんと使用されることを願いたい。嵐の中でギターをよく弾くのはニノだっけ?でも彼は左利きだから、あのレスポールをそのまま使うのか厳しいか…。

 そういえば、高見沢さんて何気にジャニーズの子にギターをプレゼントしているよね。Kinkiの2人はたまに『新堂本兄弟』でもそのギターを使っているし、TOKIOにも城島くんと長瀬くんにプレゼントしたんだっけ?そういえば、長瀬くんは随分前にNHKホールのアルコンを観に来てくれたもんなぁ。

 あ、ギタープレゼントで思い出した!
 それこそ前に『新堂本兄弟』で福山雅治さんがゲストだった時に、話の勢いで高見沢さんがエンジェルギターを福山さんにあげるって話になったけど(頂けるのなら、羽のついたギターが欲しい。By福山)、本当にプレゼントしたんだろうか?この後日談が微妙に気になる。

 番組の話に戻り(笑)
 なんせジェネレーションギャップをモロに感じるゲストと出演者ですがら、お互いに気を遣っている雰囲気が全面に出ていて、普段のALFEEとは少し違ったテンションだったのが少し新鮮だったかな。まぁ、どういう番組に出ても強烈な個性で笑いを起こすALFEEの御三方は見慣れていても面白いです。

 それに、新曲を出した訳でもないのにテレビで今の御三方の姿が観られたのは嬉しかった♪もちろん音楽番組にも出て欲しいけど、たまにはこういうバラエティ番組に出て若い子(笑)と共演できるのも良いよねっ。

web拍手
2011/11/23 Wed 22:59
 うおっ、最近はblog管理ページにアクセスするのも久しぶり(笑)

 先日、友達宅で友達の誕生日会をやったのですが、その時に「私はジャンケンに弱い」とカミングアウトしまして、「じゃぁ、この5人でジャンケンしてみよう!」ということになり、「せーの!」でジャンケンしたら私だけチョキで他の4人はグーという見事な一人負け。いや~ホントに弱いって痛感したわぁ。
 ちなみに、友達曰く「最初にチョキを出す人は変態」らしいですよ(笑)。私と同類の人は居るかしらん?私はこれから変態ななんぼで行こうかねっ。←居直り

 公私ともにバッタバタな上に、ちょいと新たなミーハージャンルを開拓しちゃって、そっちを色々と調べたりするのが楽しくてミーハーに時間を浪費しまくり。いかんなぁ、もう11月も下旬に差し掛かるっていうのに…。

 そんなこんなの状況の中で、吾郎ちゃんに新しいお仕事情報が舞い込んで来ましたわ♪
 前々から噂には聞いていたけど、1月期より向井理さん主演の連ドラ『ハングリー』に出演することが決定!Sキャラな主人公の更に上を行くドSキャラのヒール役だそうです。金に執着するオーナー役だそうで、ビジュアルにも期待できそうっ。そこ、重要だし(笑)。しかし、映画『十三人の刺客』の鬼畜殿以降、すっかりヒール役が板に付いて来たね。
 『流れ星』がクズな男で、『ブルドクター』がツンデレ(笑)、でもって今度の『ハングリー』でドSキャラですかっ。ヒール役にも色々ありますな。

 それにヒール役が続いているといっても、今年の2回あった舞台では世間知らずの優男役だったから舞台とTVドラマで色んな役をこなしてくれているんだよね〜。

 私はヒール役が好きなので、吾郎ちゃんには色んなヒールの役柄で幅を広げて行って欲しいな。そうすることで、他の役を演じる時に奥行が出てきてくれるんじゃないかな。このドラマも今後の吾郎ちゃんの役者ぶりも楽しみになったわ。

 しかし、個人的には映画の仕事の話も聞きたいなぁ。『十三人の刺客』であれだけの高評価を受けたから逆に難しいのかもしれないけど、やっぱり映画作品には出て欲しい。スクリーンで吾郎ちゃんを観たいぞっ!

 …ても、私自身、あの震災以降映画館に行ってないんだよね。一応、自分なりの自粛とかじゃないんだけど、コンサートを控えるのは自分の精神衛生上厳しいので、観たい映画があった場合はその分のチケ代を義援金に…って感じにしております。こういうことしないと義援金を作れないダメダメな奴なんですが、私なりに細く長く支援を続けるにはこういう方法しか思いつかなかった。

 そういえば、『スマスマ』ではSMAPがまだ義援金を呼び掛けてくれているんだよね。他のTV番組では全然告知しなくなっちゃったのに、このSMAPの姿勢は嬉しいと共に誇らしい。まだまだ復興のメドすら立っていない厳しい現状だってことを、被災地以外の人間が実感しなければ先に進めないもん。 
 とは言っても、この間の『スマスマ』はつまらなかった。これからはHDD予約して後で観た方が良いかなぁ。

web拍手

テーマ:稲垣吾郎 - ジャンル:アイドル・芸能

2011/11/11 Fri 22:46
 過ごしやすい日々が続いていましたが、今日はグッと気温が冷え込み「そろそろ冬かな…」という感じでした。でも、明日から数日はまだ暖かいらしいんですけどね。今年の冬はは「北海道・東北、沖縄を除き寒くなる」と気象庁から予想が出ましたけど、確か梅雨の頃は「今年は冷夏」って予想を出したんだよね~。それ以前に、今年は週間天気どころか前日予想も外れることも多いので、天邪鬼な私は「今年の冬は暖かいかな?」なんて思っております。

 今、幸ちゃんのラジオ『Kトラ』を聴きながら書いてますけど、TOUR中に人間ドックを受けるALFEEの理由に妙に納得。そして「問題ナシ」と聞いてホッとしましたわ。しかし、あんなに細い幸ちゃんが体脂肪率19~20%とは超意外。「足だけ細いから」って言っていたけど、いやいや上半身も薄いと思うよ。
 あと、胃カメラは経鼻内視鏡検査で受けることをお勧めします…と、私もメッセージフォームから送ったわ(笑)

 メッセージを送ったといえば、1ヵ月くらい前の話になりますが、ラジオ『STOP THE SMAP』で吾郎ちゃんにお便りを読まれたんですよ♪北京公演でのお偉いさんとの会食の内容とかを質問したんですけど(木村さんが『ワッツ』で暴露したことは正しいのでしょうか?…みたいな内容です)、吾郎ちゃんから「ななんぼさん」と呼ばれて不思議な気分というより恥ずかしくなりました。もっとマシなラジオネームしておけば良かった…。でも、面白いことをたくさん話してくれて嬉しかったな♪

 そうそう、明日から2日間、東京ドームで「SMAPのファンパーティ2011」が開催されるのよね。
 私はファン先行で落選した時点で諦めちゃって色々と用事やら仕事を入れてしまったので、お優しいスマファンの方から「チケットあるよ」とお誘いを受けた時はどうにもならなくて泣く泣く断念。ファンの方のレポに期待しよう。
 ただ、先行で落選したファン対象に届いたアンケート内容はどれもファン心理を逆撫でしていて如何なモンかと思ったけどね。しかもさ、落選した人にアンケートを取って発表が東京ドームでというテラ級ドSぶり。傷口に塩を塗るとは、こういうことを言うんだろうなぁ。さすがあの事務所やスマスマスタッフがやることだわ。

 …まぁ、そんなことをはさておき。

 先週の『ゴロウ・デラックス』に課題図書としてフォトエッセイ『解放区2』を引っ提げて木村拓哉さんがゲストに登場して、まぁフリーダムっぷりが素晴らしかったわ。

 昨晩の『ゴロデラ』は課題図書が「事件現場清掃人が行く」で、著者であるゲストの高江洲敦さんが、本のタイトル通り自殺や孤独死や事故死などで住居人が居なくなった部屋の整理と後始末をして、再び住める状況に戻すお仕事のお話だったから色んな意味で厳しい内容で、先週との凄いギャップを感じたけどね。さすが、ふり幅が凄いぞ、ゴロデラ~!

 ただ、これは放送してくれて良かった。こういうお仕事があることは知っていたけど、TVで見る限りでも壮絶な現場状況と内容だったし、何より「諸行無常」というか…吾郎ちゃんや小島慶子さんの厳しい表情も印象的だったけど、当事者の高江洲敦さんの表情と言葉が何よりも重かった。切ないとか虚しいとか悲しいとか、そういう次元の感情を越えちゃっているんだよね。かなり精神的に勇気が要りそうだけど、今度読んでみようかな。

 でもって、木村さんがゲストに来た回の話!←話が飛ぶ飛ぶ(笑)

 OPから通常とは違いましたよ。
 ワクワク・モードの小島さんとは対照的に吾郎ちゃんがどことなく緊張モード。しかも、OPトークを2人でしていたら、「遅いよ!」とセットの窓から顔を出して文句を言う木村さん(笑)。紹介前からスタジオに登場したゲストは木村さんが初めてです。「紹介されてから、そこ(カーテン)から登場して下さい」と吾郎ちゃんに言われたのに、紹介されたら先ほどの窓から乗り越えて強引にセットに入って来るフリーダムっぷり。そんな木村さんに対して、小島さんが「こいう方なんですね~」とウケていたのが密かにツボでした。

 その後も、ゲストは小島さんの隣に座るのが定番スタイルなのに、「何か落ち着かない…」ってことで吾郎ちゃんの隣に移動しちゃうわ、朗読しなければならない吾郎ちゃんを凄い目力でジーッと至近距離から見つめて動揺させるし(「吾郎ちゃん、困ったぞ~!」、「ガンバレ!吾郎、頑張れ!」と自分に言い聞かせる吾郎ちゃんが激ツボ!)、木村さんと小島さんとの会話に落ち着き無くなって鉛筆を落としちゃう吾郎ちゃんとか、My携帯を普通にスタジオに持ち込んでいて吾郎ちゃんとのプライベートツーショット画像を見せてくれるわ、ゲストみたいになっている吾郎ちゃんと逆に木村さんが終始リラックスしていて面白かったわぁ。

 でも、一番嬉しかったのは吾郎ちゃんのお仕事ぶりというか、この『ゴロデラ』に対して真剣に取り組んでいることを木村さんが語ってくれたことかな。
 「(この番組には課題図書があるから)SMAPなのにコイツはいつも締め切りに追われているんですよ。これ、スタッフの皆さんとかにも言っておきたいんですけど、コイツ、時間があったらいっつも本を読んでいるんですよ」と言ってくれたのは、吾郎ファンとしてジーンときてしまいました。ま、吾郎ちゃんは「お仕事だから当然」と自分から「大変だ」とは絶対に言わないんだろうけど、同じメンバーがそういう気持ちで見てくれていたっていうのがね、その木村さんの優しさにジーンときた。

 小島さんも意外にファンや一般人が木村さんに聞きたいことをストレートに木村さんへ質問してくれたし(何故か、吾郎ちゃんが答えようとして木村さんに窘められていたのにはウケたけど/笑)、木村拓哉だから…と特別視するわけでもなく、いつものゲストと同じ扱いで進んでいったというのが良かったですね。
 ただ、吾郎ちゃんだけが通常モードで無くてね(笑)。ファンとしては非常に面白い回でもありました♪

 ホントに『ゴロデラ』は深夜番組としてどんどん良くなってきていますね~。次回も楽しみです。
 そして、木村さんが登場してくれたんだから、他のメンバーも課題図書引っ提げて来て欲しいです。もちろん、木村さんの再登場も希望!…ていうか、予め雑誌に取り上げられていたMC内容が放送されていなかったので、木村さんゲストの回も未公開内容の放送を熱烈に希望っ!

web拍手
2011/11/07 Mon 21:18
 うわ~…、また書き込み期間が空きましたわ。気付けばもう11月ですよ、アナタっ!年賀状とか発売されちゃってますまよっ。

 なんか公私共にほんとバタバタで、それに加えて3日連続で寝違えるわ、11月に入ってから蚊に刺され異様に腫れて痛くなるわ、微妙に不運続きのななんぼさんです。今日は寝違えなかったけど、左斜め後ろから声を掛けられると機嫌が急降下します。一昨日までは殺意を抱いていたから、かなり改善してきた方です。←危険人物

 6日は銀河劇場まで市村正親さん主演で2年ぶりの再演となる舞台『炎の人』を観て来ました。初演の時は観に行けなかったのですが、この舞台で市村さんは読売演劇大賞と紀伊國屋演劇個人賞をW受賞しておりまして、同じく演出の栗山民也さんも読売演劇大賞で演出家賞を受賞し、そのコンビによる再演なんですから期待してしてしまいますわ。

 しかもこの日は終演後に市村さん、益岡さん、富田靖子さんによるトークショーが開催されまして(前もって告知されていなかったのでビックリでしたわ!)、どういう気持ちで演じているのか、舞台にまつわる秘話を語って下さってラッキーでしたっ♪

舞台『炎の人』 ベルギーの炭鉱の街で宣教師として暮らしていたヴィンセント・ゴッホ(市村正親)だったが、献身的過ぎる言動の余り己の無力さを痛感すると同時に信仰を疑うようになり職を追われてしまう。
 その後オランダに移り住んで画家として生きる道を模索するが貧しく哀れな女シェヌ(富田靖子)への愛に溺れ、その激情さに唯一のパトロンどころかシェヌまで失うことになり、自分を金銭的に支えてくれる弟のテオ(今井朋彦)に縋ってパリへ出て来るが、そこで出会った印象派の若い画家達の華やかな個性と鮮やかな色彩センスに強烈な影響を受ける。中でもゴーガン(益岡徹)の存在には尊敬を通り越して憎悪すら抱いてしまうほどの衝撃を受け、ヴィンセントは身も心も削るようにして絵を描き続けることに没頭していくものの、認められない才能に苦悩していき次第に精神を狂わせていくのだった。

 …という話で、純粋過ぎる余りに己の信念と理想で他人どころか自分をも追い詰めてしまう一人の男の生涯を、時に激しく…時に切なく描いている舞台でした。

 ヴィンセント・ゴッホは「ひまわり」などが代表作品とされる世界的に有名な画家の一人で、今では彼の作品がオークションに出されれば億単位の値が付くほど高い評価を得ている画家でもありますが、彼が生きている間は1枚も絵が売れなかったという不幸な人でもあります。

 だからこの舞台を観終わった後、ゴッホに対する今の評価に憤りと虚しさを覚えるというか、彼が身も心も狂わして正に命懸けで描いた作品が当時は1枚も評価されないでいたのに、世を去ってから認められたという皮肉が何ともやり切れません。

 もちろん、才能もあって評価されるべきなのに死して尚いまだに評価を得られない画家も少なくは無いだろうから、作品が世界的に日の目を見たゴッホはまだ幸せな画家と言われるべきなのかもしれないけど、強烈な個性と実力を持つ他の画家達に囲まれる中で孤独に喘ぎ認められない才能に苦悩し、自らを追い込んでいったゴッホの生き様を舞台の中とはいえ見せ付けられると、「何で、当時の芸術を愛する人達はゴッホを無視したんだ?」と思わずにはいられない。それだけ市村さん演じるゴッホには鬼気迫るものがあり、自分を見失うほど絵を描くことに情熱を傾けていく姿が痛々しくもありました。

 しかも互いの強烈な個性が度々ぶつかり合う激しい舞台でありながら、この舞台のエピローグは静かで穏かで…そして何よりも美しいことに驚かされます。あのラストシーンを観てしまうとね、観客は"その後のゴッホ"に察しがついてしまい、文字通り大切な炎が静かに燃え尽きていく様をただ見守るしかないような虚しさが残り、同情でもない憐れみでもない…言葉には表現できない"何か"に胸を打たれます。

 私はそんなに数多くの舞台を観て来たわけではないですが、こんなにも美しくも儚く虚しいラストシーンを初めて観ました。

 それに、この舞台は三好十郎さんの戯曲『炎の人』なので、ゴッホという異国の人物を扱った作品でありながら台詞に妙な説得力と重みがある。日本人が描いた作品だけあって、日本人だからこそできる舞台だったと思います。

 以下、終演後のトークショーについて書いていますが、当然のことながら舞台内容のネタバレを含むのでご注意下さい。


web拍手
-- 続きを読む --

テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術


copyright © 続・蛇足帳~blogばん~ all rights reserved.


template by http://flaw.blog80.fc2.com
Powered by FC2ブログ