
冒頭からステージ中央のスクリーンに「ウルトラQ」のOP映像が流れる演出にテンションが上がる♪
そしてBand of Prince-Tと相変わらず鍛えた二の腕を露出した派手な衣装で登場した高見沢さん。当然、持って来たギターはウルトラセブンギターです。ここで使わないでとこで使う!高見沢さんが「ウルトラROCK四兄弟」叫びDAIGOさん、つるの剛士さん、宮野真守さんが登場。長兄と次男の年齢差が凄いような気がするけど、気にしないことにしよう(笑)
そのウルトラROCK四兄弟で歌ったのは『ULTRA Record Award Medley』。全員ノリノリです。演奏に合わせてウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンゼロが登場したんだったかな?特に宮野さんとDAIGOさんが暴れる(笑)。ヘドバンとかしまくりでしたね。ウルトラマン好きのルーク篁さんも後方で終始ニッコニコでギターを弾いていて、ダイナだかに合図を送られてすっごい笑顔になってた♪
そういえばBand of Price-Tの皆さまは、このステージ用に新しい衣装を誂えて貰ったみたいで。全員黒スーツなんだけど微妙にデザインが違っていて、特にスタッズの付き方がそれぞれに合っていてお洒落でしたね。
演奏が終わると3名は一旦ステージを去り高見沢さんだけ残る。
「音楽監督をやらせて頂きますが、何故か司会もやります!今回はウルトラマンの歌しかやらないぞー!」と、まさかの司会進行役も兼任。凄いですよ、約2時間、高見沢さんステージに出ずっ張りでした!!
続いてvoyagerの2人が呼ばれて登場。
TAKERUくんは漸く高見沢さんのオーラに慣れてきたとか(笑)。最初に観たウルトラマンは「ウルトラマンティガ」という高見沢さんが「ティガなんて昨日の作品だろう!」と驚くくらいお若い二人ですが、揃ってお酒好き。高見沢さんから「じゃ、今度一緒に飲みに行こう」と誘われて大感激のTAKERUくんが「皆さん、高見沢さんが飲みに行こう!ってTAKERUを誘ってくれたってツイートして下さいね!!」と観客にアピール(笑)。「今の若い子は怖いなぁ」と思わず高見沢さんも苦笑い。
そんなvoyagerと高見沢さんがセッションしたのは『ウルトラマンギンガの歌』、かなりロックテイストにアレンジされていましたね~。ルークさんが演奏しながら口ずさんでいたのが印象的でした。ホントにルークさんもウルトラマンシリーズが好きだよね♪
続いで登場したのがつるの剛士さん。
実はつるのさんが出演した『ウルトラマンダイナ』は来年で20年、つまり主題歌『君だけを守りたい』を提供した高見沢さんとも20年来の付き合いになるとか。何度も共演しているだけに高見沢さんも容赦が無くて、「5人目が生まれて育児休暇を取りイクメンとして好感度を上げましたが、それも計算のうちですから。そういう奴なんですよ~」と何気に酷い。「5代までウルトラマンを演じられます」「あともう一人生まれたら『おそ松くん』ができるじゃん」「今は『おそ松さん』って言うんですよ」のやり取りが好きでした(笑)
しかしお子様が5人もいるということから「僕は夜のウルトラマンですから」なんてつるのさんが言って、高見沢さんが「3分しか持たないのか」と悪ノリ(笑)。「それじゃウルトラマンダイナシじゃないですか!やめて下さい!チビッ子達も観に来ているんですから!お父さん、お子さんの耳を抑えて」と慌ててつるのさんがフォローするハメに。
そして演奏されたのは『君だけを守りたい2013』と『 ULTRA BURN -Dedicated to ULTRA HERO-』、「高見沢さんの曲はキーが高い!」と演奏前に嘆いていたつるのさんですが、ガンガンに高音が出ていましたからね~。そういえば、この時に高見沢さんはレッドクロスギターにチェンジしていたかな。
続いて呼び込まれたのがDAIGOさん。
以前はレギュラー番組で共演していたので月に何度も会えて話もしていたのに最近はほとんど交流が無かったので久し振りなんだとか。話題の新婚さんなだけに高見沢さんもそのネタを振ります(笑)。今の心境をDAI語で表すと?には「UH(ウルトラ・ハッピー)」と答えたDAIGOさん。新婚ならではの喜びを語りますが独身貴族の高見沢さんが「MK(めんどくせー)」と一刀両断されてしまう。本当に容赦の無い司会です(笑)。また高見沢さんがシングル『ULTRA STEEL』を発売した際、裏ジャケットに着ていた衣装はDAIGOさんが映画「ウルトラマン・サーガ」に出演した際に着ていた隊員服を借りたものだと明かし、「よく入りましたよね」「キツかったもん。無理矢理着たから少しビリっていっちゃっていたかも…」と(笑)
DAIGOさんとセッションしたのは『ULTRA BRAVE』でした。この曲は何故かCD化されなくて、高見沢さんプロデュース(レコード大賞企画賞受賞の)『ウルトラヒーローソング列伝』に収録されたのが初の音源化だったんですよね。
続いて登場した宮野真守さんは元気一杯!
8月にミュージカル『王家の紋章』に出演するので稽古の真っ最中のマモは喉を酷使するわけにはいかない…と高見沢さんが気遣っていましたけど、トークの途中で客席からウルトラマンゼロが登場すると一人二役の小芝居を始めて全く喉を労わっていなかった気がします(笑)。当然、高見沢さんもウルトラマンゼロギターにチェンジして来たのですが、ゼロに向かって「キミの角?みたいのは取れないだろ?でも俺の(ネックにあるアイスラッガー)は取れるんだぜ!投げられるんだぜ!」と妙な自慢を。あと、マモは肉好きでよく食べるから高見沢さんに食事に誘われるそうなんですが「肉食野獣の会に行こうってメールが来て(笑)。いつからそんな会が出来たんですか?」って言っていたのにはウケました。どうやらゼロもお肉が好きらしく、「じゃ今度は3人で行こう」と約束してましたが(笑)
マモとのセッションはもちろん『Legend of Galaxy ~銀河の覇者』、マモは喉を酷使しちゃいけないのにガンガン歌っていたしヘドバンも激しかった!ゼロも客席に降りちゃうサービスぶり。そんな2名に触発されたのが高見沢さんもガンガン腕を振り回した勢いでネックのアイスラッガーを2本とも吹っ飛ばしちゃって、気付いたゼロが1本拾って演奏後に高見沢さんに渡していた光景に笑いました。「いつ落ちたんだ!?」って高見沢さんは腕が当たっていたことを感じていなかったのね、さすがです(笑)
続いて登場したのが高見沢さんも「少し緊張します」と言った先輩になる水木一郎さん。高見沢さんに負けず劣らずの真っ赤な衣装が素敵。登場早々ステージに屈んで「なんかピンが落ちているんですけど、危ないから後ろの方に置いておきましょうね。落し物をされた出演者の方、此処に置いておきますので後で取りに来て下さい」と(笑)。多分、ヘドバンが激しかったマモが落しちゃった飾り物でしょうね(笑)。高見沢さんはここでブルークロスギターにチェンジ…だったような。
今年でアニソンを歌うようになって45年になるという大御所の水木さん、その節目に50周年目のウルトラマンの主題歌を担当できて感無量なんだとか。しかも高見沢さんには過去に『Golden Rule~君はまだ負けてない!~』という楽曲を提供されていて、それは還暦を迎える前に1000曲をオールナイト歌うというチャレンジをして見事に成し遂げたご褒美に貰った曲なだけに水木さん自身とても思い入れが強いので、この曲もいつか高見沢さんとセッションしたいとリクエストをしていました。実現するといいな♪ちなみに、100曲ライブの音源を聴き直したらスタッフからも自分も600曲を越えた辺りの声が一番良かったと思ったそう。
で、最新曲の「ウルトラマンオーブ」の主題歌を披露するのかと思いきや、なんと水木さんが20年以上前にテーマソングを担当した映画「ウルトラマン物語」から『星の伝説』を高見沢さんがロックアレンジにして初披露。初めて聴きましたがカッコいい曲だった!そして水木さんの声量の凄さに圧倒されました。
再びvoyagerの2人も呼ばれて水木さんが歌う新曲『オーブの祈り』を初披露。高見沢さんの楽曲はキーが高くて厳しいと過去に訴えた水木さんの為に、この楽曲は水木さんのキーに合わせて作られています。それだけでも嬉しくて堪らないのにレコーディングではコーラスも高見沢さんが入ってくれて、「この先ずっとずっと大切に歌い育てていきたい曲です」と水木さんが断言。その言葉に高見沢さんも感激していましたね。
そしてウルトラマンシリーズ最新曲である『オーブの祈り』が演奏されまして、途中からウルトラマンオーブが登場。かなり全体が光るウルトラマンなんですなぁ。
そして高見沢さんが再びウルトラセブンギターにチェンジしてソロタイム。
この時にサポートメンバーを紹介したんだったかな?ちゃんとルークさんとKOJIさんは前に出て来てソロも披露してましたよ♪高見沢さんが演奏したのはもちろん『ULTRA STEEL』!後方のスクリーンにはなんと『ウルトラマンTakamiy』の映像が流れたもんだからどよめきと笑いまで起きちゃいましたよ!オリジナルは間奏でマーティ・フリードマンがソロを弾いているけど、今回はルークさんとKOJIさんのツインギターソロになっていて違ったカッコ良さがありました。ルークさんなんて得意のターンも決めていたもんね!
最後は出演者が全員ステージ戻って来てTHE ALFEEの『Final Wars!』をみんなで熱唱!途中からウルトラマンもいっぱい登場して凄い盛り上がりになった。やはり、この曲は燃えますな!!ラストは水木さんがジュワッチ!ポーズでシメるはずがポーズとシメのタイミングが合わなくて全員ズッコケ(笑)。いや~、水木さん最高!凄い盛り上がりの中、本編が終了。

アンコールは最初から全員登場。高見沢さんが作ったウルトラマン組曲『サーガ』を全員で歌い、後方のスクリーンにはそのテーマソングに合せた歴代のウルトラマンの映像が流れてちょっと感動。歴史を感ます。
そして高見沢さんが「ここでスペシャルゲストに登場して頂きます」と、初代ウルトラマンのハヤタ隊員を演じた黒部進さんが登場!タキシード姿の黒部さん、むちゃくちゃカッコいい!!しかも「今日に合わせて髪を白く染めてきました」とトーク力も高い(笑)。初代ウルトラマンをリアルタイムで観ていた高見沢さんと水木さんは緊張&大興奮!高見沢さんが「すみませんが、握手して頂いてもいいですか?」と右手を衣装で軽く拭きながら緊張気味に手を差し出せば、水木さんも「僕もお願いします」と便乗(笑)。完全に子供に戻っていた大御所の2人が本当に可愛かった!「俺達だけがウルトラマンをリアルタイムで観ていますから!あっち(voyager)なんてウルトラマンティガですから」と訳の判らないアピールまでしていた(笑)。高見沢さんなんて黒部さんから肩まで組んで貰っちゃったから「少年時代の俺に言いたい!!」と感激に奮えていたなぁ。
流石に「ウルトラマン」は再放送世代ですが、本物の「ジュワッチ!」はかなり感動しましたよ。そして黒部さんも加わって『ウルトラマンの歌』をみんなで熱唱。スクリーンにはハヤタ隊員の映像が流れ、50年の歴史の凄さを目の当たりにした気分になってウルッときちゃったわ。50周年のスペシャルコンサートに相応しい素敵なサプライズでした。
そして最後はもう一度『オーブの祈り』を歌うことになったけど、黒部さん登場の余韻と興奮と色んな緊張が混じって直ぐに歌モードに切り替えられない水木さん(笑)。最後も水木さんがシメてと言われて更に緊張。先ほどの失敗を引き摺っているのか不安で一杯なのが手に取るように伝わってきまして…。思わずBand of Prince-Tの面々に向かって「あの…僕が最後にジャンプしますので着地したらジャン!と終わって下さい」とお願いしたもんだから、つるのさん達から「そうなるのがセオリーですから」と総ツッコミされていて爆笑しちゃいました。この中で一番の大御所なのに、水木さんかなりの天然さんだなぁ。
なかなか演奏に入る雰囲気にならなくて時間が押していたのか(つるのさんとDAIGOさんは直後のウルトラマンのTV特番の生放送に出演が決まっていたからね)高見沢さんが「も~ぉ、行くよ~ぉ!!」と強引に仕切っていたのはどこかで見たことがあるような(笑)。なんだかんだで煽り上手な方々が揃っていたので、最後は怒涛の盛り上がりで水木さんもしっかり決めてくれましたよ♪
2時間弱のステージでアルコンとかに比べたら短かったけど時間の短さを感じないくらいの濃厚な内容でして、高見沢さんはずっとステージに出っ放しで休む暇もなかったし、ステージが暗転している時間が無いブッ通しライブだったのに最後まで司会進行役もパワフルにやり切りましたからね。とても還暦超えとは思えないスタミナでしたわ。
チームワークが最高ですからウルトラマンROCKは今後も続けていって欲しいですね。
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