ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2018/03/29 Thu 21:44
 まだ4月にも入っていないのに東京は25℃近くまで気温が上がった個所があるそうですよ。一週間前は雪が降ったというのに一気に初夏を迎えそうな気候で、桜が平年よりも10日近くも早く満開を迎えたのも解る気がします。今年の気候は「突然」変わりますよね。

 先週、都心で桜が満開を迎えたと速報が入った日にタイミング良く目黒川へ花見に行きました。ただ、目黒川の桜はまだ八分咲きくらいだったですけどね。気温も暑くも寒くもなく心地良い陽射しの中を川沿いにお散歩するのにはうってつけの日で、数年振りにじっくり目黒川の桜を堪能できて嬉しかったなぁ。

目黒川の桜2018年

 一年に一回、満開に咲けば圧倒的な華やかさでありながら見頃は数日しかない儚さがあるからこそ、桜は人の目や心を惹き付けるんでしょうかね。

オール讀物2018年4月号 でもって、今月の22日に発売された「オール讀物」4月号に高見澤俊彦さんの初小説『音叉』の最終話が掲載されまして、もちろん発売日に即getいたしましたよ!

 「オール讀物」には2017年の9月号、11月号、そして2018年の2月号に小説が掲載され、今回の4月号で『音叉』が完結。半年掛けての不定期連載でしたが、読み終わってしまうとアッという間でしたね。

 ネタバレしない程度に感想を述べるならば、1970年代の東京を舞台に仲間達とプロのバンドデビューを目指す青年…風間雅彦を中心とした物語でしたが、今回の最終話が一番読み易かったというか、一話毎に確実にレベルアップしていく高見沢さんの小説家らしい文章力というか描写力や構成力に圧巻。雅彦を取り巻く人間模様がクライマックスに向けて予想外の展開になっていき、途中で読み止める気にもなれず一気に読破してしまいました。
 先週の特番のTBSラジオ『ロックばん番外編~トークばん~』で文藝春秋の編集長と高見沢さんが対談した時に、編集長は高見沢さんの当時の記憶力とそれを的確に描写できる文章力を絶賛されていたんですが、この最終話も1970年代の東京の情景をリアルに描写しているから当時を知らない私でも自然に脳内で風景を想像できるし、ある衝撃的な事件に関しては凄くリアルに描写されていた分、切ないくらいに痛い気分を味わったくらい。

 高見沢さんは第一人称の方が書き易かったから風間雅彦というキャラクターの視点で物語を書いただけで、決して彼が自分を投影した存在ではないと何度かラジオでも語っていたけれど、高見沢さんは1970年代の東京…激動の時代の中を直接的に巻き込まれるような生活をしていたわけでは無かったけれども、間接的に当時の事象に影響を受けてきたからこそ『音叉』のような物語が書けたんだろうな~と感じました。あと、雅彦を取り巻く異性関係の絶妙な描写力からして、魅力的な女性と何人も出会って来たんだろうな~とも妄想しちゃったり(笑)
 読み終わるのが惜しいと思うくらい最後の最後まで『音叉』の世界観に夢中になれました。

 物語は完結したけれど、雅彦はじめバンドの"この先"の人生をもっと読んでみたいというのが読了直後の感想です。

 今年の夏には既刊予定とのことで、そちらも楽しみです♪

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テーマ:小説 - ジャンル:本・雑誌

2018/03/19 Mon 22:11
 例年より早く桜の開花宣言が出たと思ったら、明後日の春分の日はもしかしたら雪らしい?春と冬が交互にやって来る、相変わらず安定しない気候です。でもスギ花粉は例年通りガンガン飛散している…。

 冬季パラリンピック2018も無事終わり、五体満足の私はウィンタースポーツなんてろくに出来ないのに(万年初心者のスキーとスケートくらい)、五体満足でなくても挑む気持ちを忘れることなくアスリートとして活躍できるだなんて凄い以外の言葉が見つからない。ダイジェスト版くらいしかチェックできませんでしたが、必死に記録に自分自身に挑戦する姿勢はオリンピックもパラリンピックも胸を打たれますね。
 これぞ「スポーツ!」て気がします。大相撲に関しては、もう本当に公益財団法人を取り下げて一からやり直して欲しい。今の状況で公益財団法人を名乗っちゃダメでしょう。

 3/16に放送された日本テレビの『another sky』に高見沢さんが出演しまして、ゲストが「海外の思い出の地、もう一つの故郷と思える場所へ訪れる」という趣旨の内容でしたが、高見沢さんが選んだ先はイタリアのフィレンツェ。
 オフが取れると海外旅行に出掛けるという高見沢さん、なんであの風貌ですから都内で買い物やら食事をしたら絶対に目立つし、誰かしらに注目されてしまう。だからこそ、自分のことを知らないフィレンツェで一旅行者として自由気ままに散歩したり買い物したり食事したりする時間が唯一の息抜き。基本、海外でしか買い物をしないだけあってフラりと入った現地のお店でサングラスを購入する姿とか慣れたもの。流暢な英語もサラッと。カフェで寛ぐ高見沢さんにスタッフが思わず「ちゃんと注文とか出来るんですね」と言ってしまうくらい、一般観光客と同じように普通に楽しんでいる姿が新鮮。そして、ルネッサンス時代の建造物が数多く残るフィレンツェの街並みに違和感なくハマる日本人離れしたゴージャスが出で立ち。旅行者にしては派手過ぎるんだけど、街並みに溶け込んでいるのが凄い。

 『メリーアン』の大ヒットでブレイク以降、怒涛の1980年代を駆け抜けたTHE ALFEE、その中で全楽曲の制作に関わり中心的な存在だった高見沢さんは心身ともに消耗していて、1990年に入ってからアルバムのタイトルにすほど憧れていた時代を今も残しているイタリアのフィレンツェへと旅立ち、ルネッサンス時代から息づく芸術作品に生で触れたことで新たなインスピレーションを受けて心身共にリセットできたんだとか。正にルネッサンスの生まれた地で再生したってことですね。
 久し振りに思い出の美術館に訪れて感銘を受けた作品を前に当時のことを語る高見沢さんが凄く印象的だった。壁画「受胎告知」を初めて見た時に何故か激しいサウンドが思い浮かび、後にTHE ALFEEの中で一番激しい曲と言われる『悲劇受胎』が誕生し、アルフィーに「メタル」というジャンルが加わるキッカケになったし、「リュートを弾く天使」の絵画から今ではギタリスト高見沢俊彦の代名詞にもなっているエンジェルギターが誕生した。インスピレーションを受けたら必ず音楽というかアルフィーに還元していくところが本当にプロのミュージシャンだなと感激。

 何よりも高見沢さんの言葉で心を打たれたのは「別にもう新曲を作らなくても既存曲だけでコンサートは出来るんですよ。何百曲ってあるから。でも俺達は今を生きているミュージシャンだから新曲を作っていかないと活動する意味がない。新しい曲かあるからこそ古い曲も生きて来る」と断言したところ。芸歴が長くなってくると定番のセットリストになるミュージシャンが少なくない中で、今年結成45周年を迎えるバンドのリーダーの説得力たるや。だからこそ、2600本以上も常に新鮮なライブステージをやり続けて来られるんですよね。

 また思い出の地はフィレンツェだけに留まらず、『だから日本は世界から尊敬される』の著者マリオン・カデロ氏と交流を深めたことで訪れるようになったヨーロッパで三番目に小さい国サンマリノ共和国へ向かい、そこでは民間外交みたいな活躍ぶりをしてウケてしまいました。地元のテレビ局に取材されるわ、親善大使と対談するわ、感謝状を贈られるわ、なんか色々と凄かった。あと、この地にしては珍しく大雪という悪天候もなんか面白かった。雪道を「こんなに風に歩くのは小学生いらいかも」と傘を差しながらロングコートを靡かせガシガシ歩く高見沢さんを見られたのある意味、貴重(笑)
 しかし『だから日本は世界から尊敬される』に感銘を受け、知合いのツテでサンマリノ共和国の駐日大使に会うことが叶い、アルフィーのコンサートも観に来て貰えるようにもなったとか、そもそも高見沢さんの人脈が凄い。何事にも真摯に向き合って生きて来たからこそ、築き上げることが出来た人脈なんだろうなぁ。
 サンマリノのコンサートをして欲しいとの依頼も受けていたし、自分が行けるがどうかは別として(笑)本当にいつか実現して欲しいものです。

 …そんな訳で、30分の番組とは思えないくらい内容の濃い番組で、高見沢さんのゴージャスな佇まいを存分に堪能できただけでなく、ベテランミュージシャンの矜持をしっかり垣間見ることが出来たのが何よりも嬉しかったです。これは永久保存版だ♪

 テレビ番組に高見沢さんが出演すると、その天然キャラぶりだけかクローズアップされがちだけど、そういう部分は最小限に留めミュージシャンとしての高見沢さんをしっかり真正面から捉えて下さった番組に感謝しかない。ぶっちゃけ、その辺の音楽番組より高見沢さんをちゃんとミュージシャンとして扱ってくれましたもん。『一周回って知らない話』の時といい、日本テレビはアルフィー及び高見沢さんのことを本当にミュージシャンとしてリスペクトしくれているなー。

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2018/03/10 Sat 21:32
 3月に入ってスギ花粉が本格的に飛散しはじめましたね。私は軽度のスギ花粉症ですけど既に眼にきています。これにヒノキの花粉が混じってくると本格的に症状が酷くなりますわ~。

 先日、テレ東の『バイプレイヤーズ』の最終回を観て、内容が相変わらずフリーダムで面白くて最高だったんですが、大杉漣さんのオフショットも交えた構成に笑いながら涙ボロボロ零していました。特にラストの4人の後姿で本音を叫んだシーンが堪らなくて、本当に誰からも愛されていた役者さんだったんだなと痛感。でも、本当に突然過ぎたから大杉漣さんを失ってしまった実感がまだあまり無いんですよね。今後、色んなドラマや映画の作品を観ても姿を見掛けなくなることで「ああ、もういらっしゃらないんだ」と実感していくのかな。ただ、もう新作を観ることが叶わなくなっても、大杉漣さんという役者さんの存在を忘れることは絶対にありませんね。

 とにかく、今後も気になる役者さんの芝居はとことん積極的に"観る"というスタンスでいきます!

 そんな訳で(?)昨日は大好きなミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の初日が日生劇場で幕を開けました。
 3年前の再演の時は「日本公演30年目」でしたが、今回は「鹿賀×市村コンビ10周年」と銘打っていまして、何年か前の再公演の時に「市村ザザがファイナル」なんて付いていたのが懐かしいくらい、人気が有り過ぎて何だかんだと理由を付けて再演されまくっている作品です(笑)

 私も鹿賀×市村コンビの公演は全部観ております!

 ◆2008年版の感想(12月8日付けのblog)
 ◆2012年版の感想(1月18日付けのblog)
 ◆2015年版の感想(2月10日付けのblog)

ラ・カージュ・オ・フォール2018  人気のゲイクラブを経営するジョルジュ(鹿賀丈史)は、看板スターのザザことアルバン(市村正親)と20年も同棲生活を送っており、ジョジュルの一人息子ジャン・ミッシェル(木村達成)もアルバンが母親代わりとなりずーっと育てて来た。
 しかし、そのジャン・ミッシェルが突然、アンヌ(愛原実花)と結婚すると宣言。しかもアンヌの父親タンドン(今井清隆)は保守派の政治家で、「ゲイバーは潰す!」と公言している人物。ジャン・ミッシェルはアンヌの両親に自分の両親を会わせる約束をしてしまったと言うから大変!

 …という話で、ゲイバーで巻き起こる2日間のハプニングを面白おかしく、時にはシリアスに描いていて、笑ってホロリとできるハートフルコメディです。
 (以上、あらずじは2008年12/8付けのblogより転載/笑)

 この作品は鹿賀×市村コンビになってから相当の回数観劇していますけど、初日公演を観るのは初めてでした。
 しかし息子役のジャン・ミッシェル以外はもうお馴染みのキャストですし、この作品そのものに根強い固定ファンも付いているので、初日公演とは思えないオープニングから大盛り上がり!キャストも当然ですが、オーケストラピットでマエストロが観客を煽る煽る(笑)。市村さんもちょこちょこアドリブを挟んで共演者を笑わせようとしていたり、初日からこんなに飛ばしていいの?と思うくらいでした。

 鹿賀×市村コンビは抜群の安定感どころか、歌に関しては前回よりもパワーアップしている感じで恐るべし!でも確実にキャストは年を重ねているわけで、ザザ役の市村さんが「カルジェ(オカマのダンサー)の中には無理して踊っているのが数名いるんだから」とアドリブで暴露していて(笑)、良い意味で「老い」を熟練のショーに魅せていたのが流石でしたね。
 ゲイクラブの看板スターであるザザは自身も老いや衰えを感じて来ている役柄だから、ぶっちゃけ見た目は「オバサン」化しているのに、いざショーの舞台に立つと煌びやかな衣装が似合う美しさを発揮するんだから凄い。これが体感できるのが舞台ならではの素晴らしさなんですよねー。

 唐突に結婚を宣言した息子を持つゲイ夫婦の喜怒哀楽を描いたこの作品は、どのキャストの立場になって観ても心打たれる場面があって、特に一幕のクライマックスは内容を判っていても涙無しには見られないし、物語のラストシーンの無償の愛ともいえる場面は本当に心が温まります。何より、誰かを本気で愛することの素晴らしさや嬉しさをストレートに伝えくれるから、鑑賞後は凄く良い気分にさせてくれる。
 だから何回でも観たくなるミュージカルなんですよ。

 音楽も総て素晴らしいですからね。もう劇中歌もどの場面の歌も口遊めるくらい覚えているから、カーテンコールでの大合唱はこっちまで思わず歌ってしまう。観客もこのミュージカルに参加しているような一体感を感じるのもこの作品の特徴ですね。
 だから公演が終わると初日とは思えないくらい大歓声が上がって、カーテンコールは一体何回あったかな?というくらい最後の最後まで舞台も観客も大盛り上がり。当然、観客はスタンディングオベーション。
 この感動は病み付きになります♪

 此の世には沢山の素晴らしいミュージカルがあるけれど、『ラ・カージュ・オ・フォール』は出来るだけ多くの人に観て貰いたい!と切に願う作品の一つ。
 一見、ゲイ夫婦を取り巻くドタバタコメディ劇と捉えられがちだけれど、時代や世代を超えて心に響く「無償の愛」がこの作品には存在していると私は思っています。



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