ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2011/05/19 Thu 00:06
 5月はミーハー強化月間と言っても過言でないくらいにミーハー行事が目白押し。何でミーハー行事が同じような時期に重なるんだろう?と毎度思うんですが、多分それは私が節操無しだからなんでしょうね(居直り)。

 18日は青山劇場へブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』を観に行って来ました。
 市村正親・大竹しのぶ共演で4年ぶりの再演となります♪

ミュージカル『スウィーニー・トッド』 舞台は19世紀のロンドン。
 無実の罪で投獄された男は脱獄しスウィーニー・トッド(市村正親)と名前を変え15年ぶりにロンドンに戻って来たが、彼の存在を覚えていたパイ屋のラヴェット夫人(大竹しのぶ)から自分を陥れたタービン判事(安崎求)によって妻は自殺に追い込まれ、娘のジョアンナ(ソニン)は養女として育てられていると教えられて愕然。しかし、大切な"友"であるカミソリをラヴェット夫人が保管していたことでトッドは再びパイ屋の2階で理髪店を開き、ここに判事を誘い込んで復讐することを誓うのだった。

 という復讐に燃える男と、そんな男に尽くす女の愛憎劇を時に美しく、時に怪しく、そして時に悲しく描いていくミュージカルです。

 私は4年前の初演も観劇しているし、ジョニー・デップ主演の映画版も観ているのでストーリー展開を知っていた分、初演で観た時にクライマックスで受けた衝撃を再び受けることは無かったのですが、逆に展開を知っているだけに結末が近付くにつれ初演とは違った緊張感を覚えました。

 再演ということもあって、市村さんも大竹さんも役柄が板に付いておりまして、ちょっとしたアドリブシーンでは時事ネタ満載のブラックジョークが飛び交って最高!特に市村さんは最近シリアスな役柄が続いているせいか、時折見せるコミカルな表情が妙に新鮮に感じてしまったわ。来年の『ラ・カージュ~』までユーモアがある役柄は無いもんなぁ。
 あと、キムラ緑子さんのさすがの存在感や、張り詰めた空気を和ます存在の武田真治さんも素晴らしかったし、新キャストとなった田代万里生さんはさすがオペラ出身の美声ぶりで、初演よりもパワーアップしたと言っても過言ではないんじゃないかな。

 会場も初演の日生劇場から青山劇場に変わったせいか、音楽的な演出が少し変わっていたようにも感じましたね。ただ、席がオーケストラピットの近くの席だったせいか、歌声よりもオーケストラの演奏の方が大きく感じて上手く歌詞を聞き取れなかった場面が何度かありました。まぁ、そんな小難しいことは言っていないので、多少聞き取れなくても問題無いんですけどね。
 音楽的演出といえば、今回はやたら音で脅かす演出が多かったような…。効果音が絶妙に入るのでビクゥ!とすることが多くて、ホラーサスペンスの雰囲気を音が良い感じに盛り上げていたと思います。

 初演を観た時はその救いのない衝撃的な結末に呆然としたものですが、今回は復讐や嫉妬に燃えた人間の末路を予め知っていただけに、悲劇へのカウントダウンを後半にいくにつれ強く感じてきて遣る瀬無く思い、呆然とするよりも復讐の代償の虚しさや悲しみが上回りましたね。

 後味は良くないので観終わった直後に「面白かった!」と感じられ無いですが、激情に駆られた人間の凄まじさを目の当たりにして「凄いな…」と圧倒され、観終わった後に「終わった~」とスポーツをやり終えたような達成感にも似た疲労感に包まれる感じです。特に後半の怒涛の展開なんて、何度観ても力んで観ちゃいますよ。

 そんな訳で終始ピーンと糸が張り詰めたような緊張感に包まれているミュージカルなのですが、カーテンコールではその雰囲気が一変して、市村さんと大竹さんを中心にキャスト全員で妙な小芝居が繰り広げられたのにはウケました。市村さん、ある意味本領発揮(笑)。あれでホッと肩の力が抜けた気がしました。

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

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