ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2008/09/28 Sun 21:47
舞台『キーン』 今日は銀河劇場で上演されている舞台『KEAN(キーン)』を観て来ました。市村正親さんが実在した英国演劇界の名優エドマンド・キーンに扮し、様々なシェイクスピア劇の一部を披露しながら、演技以外では救いようのないダメ男の半生を演じきっています。

 舞台役者としては賞賛の嵐を受けるキーン(市村正親)だったが、貴族社会では"変わり者"扱いされており、実際に酒と女に溺れ借金まみれで破滅寸前の状況。でも、相変わらず自分の立場に対しての危機感は薄く、デンマーク大使夫人のエレナ(高橋惠子)に恋焦がれる日々。エレナ自身もキーンに想われ満更でもなかったが、その状況を察知したキーンの友人でもある皇太子(鈴木一真)に横槍を入れられた挙句、キーンの大ファンである商人の娘アン(須藤理彩)が婚約者を裏切ってまでキーンの元に押しかけ来た為、ただでさえ歪だった三角関係がさらに混乱を招くことになる。

 …という話で、劇中劇満載な上に、その時の自分の感情をシェイクスピア劇の名台詞に重ねたりして、舞台上の登場事物の心情と劇中劇のキャラクターが被って見えたりして、一つで二度美味しい内容になっています。

 あらすじを知った時はドタバタ・コメディになるのかと思ったんですが、"愛情"や"嫉妬"や"名声"など、形には見えないモノに囚われた人間が、その形なきモノを追い求めるあまり、自分が持っていないモノを持っている人間に対しての執着へと変わっていき、心の奥の愛憎を溢れ出させてしまっていくような、人間が一番隠しておきたい"本音"を、見事なまでに曝け出しているシリアスな人間ドラマの要素が強かったです。

 しかし、主演の市村さんほぼ全幕出ずっぱりなんですが、劇中劇もあるので長台詞も多く、ホントに舞台上で魅せるキーンの役者魂と市村さんの役者魂が被りました。
 あと、一箇所だけ凄いリアル過ぎる演出がありまして、私は本気でビックリしてしまいました。シャレにならないというか(笑)あれはホントにスレスレの演出だと思いましたよ~っ。




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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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