ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2012/12/13 Thu 22:53
 総選挙まで数日!…となったせいか、ウチの地元にも連日のようにTVでお見掛けする党の代表の方が演説にやって来ております。こんなに党首が演説に来ることって滅多に無かったけど、それだけ候補者は“危機感”と“使命感”に燃えているのかな。プラス責任感は選挙期間以外でも常に持っていて頂きたいものですわ。
 私は投票日に外せない用事があるので期日前投票を済ませて来ました。有権者といして投票は義務ですからね!「投票したい人が居ない」じゃなくて、「この人が当選してくれれば、これ以上は悪くならないだろう」という候補者を頑張って選び出すのが有権者の努めですよ。それだけの責務があるんだと有権者も自覚しないとね、これ以上、乱れた政治はご免被りたい。

 11日は渋谷のPARCO劇場で上演されているミュージカル『恋と音楽』を鑑賞して来ました♪
 東京公演は28日まで続き、年が明けてから大阪公演、仙台公演が控えているので核心のネタバレは避けますが、これから鑑賞される方は「真っ新な気持ち」で観た方が楽しめると思いますので、この先は読み進めないことをお薦めします(笑)

『恋と音楽』 作・鈴木聡、演出・河原雅彦、音楽・佐山雅弘、主演・稲垣吾郎の組み合わせの舞台は去年の『ぼっちゃま』に続いて2回目、しかも今回は吾郎ちゃん初挑戦となるミュージカル!鈴木聡作品には『謎の下宿人』、『魔法の万年筆』、『ぼっちゃま』と3度主演している吾郎ちゃんですが、どれもコミカルな要素が強くドタバタしたシーンが印象的な作品だっただけに、『恋と音楽』も賑やかな音楽に合わせてドタバタに展開していく作品かな…と鑑賞前に予想していたのですが、良い意味で裏切られた気がします。

 人気ミュージカル作家の田代幸雄(稲垣吾郎)は公演を3ヶ月後に控えた新作『THE WOMEN』のヒロインが決まらず苦悩する日々で、プロデューサの松岡昇司(浅野和之)も「時間が無い!」と頭を抱えていた。田代の理想の中の理想の女性を描いた『THE WOMEN』のヒロインはとても現実離れしていて、新人女優の中川弓(大和田美帆)や仲間の新人俳優の刈岡聖也(菅原永二)が売り込みにやって来ても眼中に無い。
 しかし、ある晩、追い詰められる田代の前にエリコ(真飛聖)と名乗る謎の女性が突然現れ事態は急変する。彼女こそ、田代が思い描いた『THE WOMEN』のヒロインそのものだったのだ。完全に一目惚れしてしまった田代は早速、松岡に「ヒロインが見つかった!」と報告したのだが、エリコの連絡先どころか本名すらも判らず連絡の取りようがないことに気づき、松岡からも彼女の存在を訝しまれてしまう。

 という内容で、鈴木聡ワールド特有のドタバタは極力抑え込められ、砂糖菓子のような甘く儚い恋物語がロマンチックなジャズに乗って展開していきました。

 吾郎ちゃんがこんなガッツリとラブスートリー作品に主演するのは久しぶりなんじゃないかな。だから凄く新鮮でもあり、恋に思い悩む場面での喜怒哀楽の表情が初々しく見えて魅入ってしまった。
 そうそう、席が前の方でも下手側の端っこだったので、「場面によっては見切れちゃうところもあるかな?」と思っていたら、吾郎ちゃん演じる田代はセットの関係上、舞台の下手側に居ることが多くて、予想外にも近距離で吾郎ちゃんを長いこと堪能できてしまい、ぶっちゃけ最初の方は吾郎ちゃんの存在に舞い上がって物語の内容を頭に入れるのに苦労しました(笑)。だって、想像以上にビジュアル良かったし、仕草も衣装もイチイチ可愛いくて後半のある衣装なんて激ツボ。あの細い足首やら意外に男ぽい首元とか見放題ですよ。←

 おっと、物語の感想から逸れた(笑)
 ミュージカル作品ということで、歌唱面でどうなるかという不安も無くは無かったけれども、吾郎ちゃん演じる田代は売れっ子ミュージカル作家であるので、突然歌い出すというミュージカル特有の演出は違和感も抵抗感も無かったし、きっちり歌い上げていてくれました。吾郎ちゃんだけでなく、浅野さんや菅原さんもミュージカルは初挑戦だったそうですが、役柄的にオペラ歌手のように歌い上げる必要性は無いのでピッタリ歌声がキャラにマッチして、それこそミュージカルらしさを強調する場面ではミュージカルを得意とする真飛さんと大和田さんがしっかり聴かせて下さるので、芝居と歌唱のバランスが凄く良かったように感じました。

 あと、何と言っても音楽をピアニストの佐山さんが担当しているミュージカルだけあって、ジャズバンドによる生演奏というのもポイントが高い。バンド演奏という役割だけでなく、登場人物の心の心情にジャズバンドの存在が一役買っている演出もあり、ファンタジックな世界観に奥行を与えてくれます。しかも、どの演奏曲も耳馴染みの良いキャッチーなサウンドでねぇ、演奏面でも楽しい気分になれる♪

 吾郎ちゃん演じる主人公の田代は当て振りだけあって稲垣吾郎のパブリックイメージを逆手に取るような台詞や演出もあって、それが嫌味にならないのが鈴木聡マジックというべきか(笑)。あと、演出面でも「ええっ?」と思うような大胆な演出があって、一歩間違えば反則技になり兼ねないところを違和感なく進行させる力技は正に河原さんならではの演出だなぁ~と爽快感すら覚えてしまったほど。

 鈴木作品ならではのドタバタはなく主人公の初々しい恋模様がジャズのサウンドに合わせて展開されていくので、ドッ!と笑ったり、グッときたりする場面は過去の作品と比べたら少ないけれども、今まで吾郎ちゃんが主演してきた鈴木作品の中で一番主人公の心情が丁寧に描写されている作品だと思います。だから、主人公の心の移り変わりに和んだり切なくなったり感情移入しやすい。
 謎の女性エリコの存在が明かされる段階になると当初の田代の設定に違和感というか矛盾を覚えたんですが、その「矛盾」こそが田代がエリコに一目惚れした要因でもあり、田代が恋愛に対して凄くピュアな心を持っていたことが伝わってきてホンワカした気分になりましたね。

 現実的な部分とファンタジックな部分が絶妙に絡み合っていて、いかにもミュージカルぽいラブストーリーでありながら、「ああ、こういう恋愛経験あったかもなぁ」って観客側も感傷的になるようなリアルさがあるのがニクい☆
 恋に恋をしていた人が本当の恋に気付いた時、消し去っていた傷付いていた過去が淡い思い出として蘇り、漸く現実を受け止められるようになる…、そんな勇気をほんの少しだけ後押ししてくれる優しい物語、それが『恋と音楽』のような気がします。

「恋と音楽」パンフ ミュージカルというと洋物という印象も強く、それを国内で完全オリジナル脚本を作って上演するというだけでもチャレンジャーだし、パラレルワールドでもなく飽くまで今の日本を舞台にした設定、そしてオリジナル楽曲と、ホンワカした作品内容とは裏腹に実はかなり“攻め”な作品、私はかなり好きでございます。

 それに、パンフレットの内容も素晴らしくて、写真がすごぶる良いに加えて、対談形式になっているインタビューも読み応えがあるんですよ。それぞれのオーディションの話やら、一座を作り上げていく流れや、吾郎ちゃんと菅原さんの意外な関係やら、何度読み返しても面白いです。共演者やスタッフが互いに良い雰囲気作りが出来ていて、一期一会の舞台の緊張感が漂う中で温かい信頼関係を築き上げて芝居に挑めているんだなって伝わってきますもの。増刷決定も納得だわ。これはミュージカルを鑑賞した方なら必須アイテムですよっ。

 しかし、吾郎ちゃんは来年の1月期からの連ドラの主演が決まっているんですよね。
 スマコンだってオーラスの札幌が残っているし、年末年始の特番があるだろうし、『紅白』だってあるし、舞台の公演もまだまだ続くし、かなりハードスケジュールなので体調を崩さないように気を付けて頂きたい。そういえば、11日の舞台のカーテンコールで最後に一人残った吾郎ちゃんが「今日は帰って寝ます」と去り際に挨拶してくれましたが(笑)、うん、しっかり良い睡眠を摂って下さいっ!

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

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