ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
2013/06/03 Mon 20:58
 早いもので6月に入りましたよ。
 梅雨入り宣言も出ましたが雨は降らず…。日中と夜の気温差があるし空気が乾燥している時もあるし、一番体調管理に気を付けないといけない気候が不安定な時期かもしれませんね。何気に食中毒の多い時期でもあるから、中りやすい私は人一倍気を付けねば…!通院沙汰になるくらいに中った時は大抵6月ですから。←威張れない

 先週…あ、先々週になるのかな?青山劇場までブロードウェイ・ミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~FINAL』を観に行って来ました。市村正親さんと大竹しのぶさんの共演で今回が3度目の再演にしてファイナルなのです。お二人とも嵌り役だっただけに残念だな。

 そうそう、先日の『ロックばん』を聞いて知りましたが、高見沢さんもこのミュージカルを観劇されていたんですね!武田真治さん繋がりだったそうですけど(武田さんの演じるキャラがこれまた美味しい役柄なんだよなぁ!)、高見沢さんの口からこの舞台名と市村さんの名前が出て「えっ!!」と思わずラジオを聞きながら声を上げてしまいましたよ。舞台役者さん達の歌唱力に圧倒された上に、舞台そのものも楽しまれたようで何よりですわっ♪

スウィーニー・トッドFINAL舞台は19世紀のロンドン。
 無実の罪で投獄された男は脱獄しスウィーニー・トッド(市村正親)と名前を変え15年ぶりにロンドンに戻って来たが、彼の存在を覚えていたパイ屋のラヴェット夫人(大竹しのぶ)から自分を陥れたタービン判事(安崎求)によって妻は自殺に追い込まれ、娘のジョアンナ(高畑充希)は養女として育てられていると教えられて愕然。しかし、大切な"友"であるカミソリをラヴェット夫人が保管していたことでトッドは再びパイ屋の2階で理髪店を開き、ここに判事を誘い込んで復讐することを誓うのだった。

 という復讐に燃える男と、そんな男に尽くす女の愛憎劇を時に美しく、時に怪しく、そして時に悲しく描いていくミュージカルです。(ここまで2011年のblogの転載)

 3度目の再演&ファイナル公演ということもあって市村さん演じるトッドは鬼気迫るものがありましたね。特に序盤の愛しい妻の末路をラヴェット夫人に聞かされた時の発狂ぶりや、判事への復讐の機会を逃してしまった時の憤慨する場面などは圧巻。それだけに衝撃的な結末の憐れさ救いの無さが重く圧し掛かる。
 ただ、復讐に鬼と化したトッドを取り巻く環境は息も詰まるような緊張感だけではなく、物語の中でも狂言師的なポジションにある武田さん演じる純粋な少年のドバイアスの存在がコミカルな空気を生み、連発されるブラックジョークも嫌悪感を覚えるどころか楽しんでしまうんですよね。そういう意味では、観客もトッドと同じくどんどん病んでいく舞台かも(笑)

 この公演は過去の2回の上演も全て観劇していますけど、過去の演出に比べて今回は観客を音で驚かせる演出が目立っていた気がします。あと復讐の先の救いの無さを強調するような演出で、トッドの辿った無情な人生に唖然とさせられるエンディングでしたね。

 でも狭く深い地下室に閉じ込められたような重苦しさも本編まで。カーテンコールでは演じたキャラの雰囲気を纏いながらもコミカルさを全面に出してくる市村さんと大竹さんのやり取りが面白くも微笑ましくて、本編では弾けられない分弾けている感のある市村さんの動作に衝撃を受けた心は随分と和まされましたわ(笑)

 2007年の初演、2011年の再演、そして今回の再々公演…と着実に完成度を高めてきているミュージカルなだけに、これでファイナルというのは本当に惜しい気がします。市村さん主演といえば、『ラ・カージュ・オブ・フォール』も「市村ザザはこれでファイナル!」と惜しまれながらも再演の声が高まってファイナル返上で再演された例がありますから、この『スウィーニー・トッド』だってどうなるか判らないよね…?


web拍手

テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nananbo.blog59.fc2.com/tb.php/454-e7791982
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

copyright © 続・蛇足帳~blogばん~ all rights reserved.


template by http://flaw.blog80.fc2.com
Powered by FC2ブログ