ミーハーで蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的に何でもアリで節操ありません。
名優、逝く。 
2017/01/26 Thu 23:55
 松方弘樹さんの訃報には衝撃を受けました。
 去年から闘病生活をされていることは報道はされていましたが、病名は違えど盟友の梅宮辰夫さんがカムバックされたから松方さんも…!と信じていたので。

 私の松方弘樹さんのイメージといえば時代劇。夕方の再放送だったと思うけど、祖母と一緒に『遠山の金さん』をよく観ていました。子供心に時代劇によく見る顔だなぁと思っていた。あと『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』では、この人は笑い過ぎても感動し過ぎてもよく泣く人なんだな~と松方さんの一挙手一投足を楽しく観ていた思い出。現代劇でも『HOTEL』のマネージャー役が印象に強いけど、2時間サスペンス物によく主演されていたイメージがあり、特に『犯罪心理分析官』シリーズが好きで大学に進学した時に心理学を学ぼうと思ったキッカケでもあったり。それと別に自分は釣りには興味は無いのに松方さんと梅宮さんが釣りをする特番が放送していたら何気なく観てたり、芝居をすると物凄い迫力があるけどバラエティ番組に出ると愉快な大御所役者さんだという認識が昔も今も変わらない方だった。

 昨今はマグロを釣っている話題が先行していたけれど、松方弘樹は東映の大スターだ!と再認識させられたのが2010年に公開された三池祟史監督作品の『十三人の刺客』での見事なまでの立ち回り。この作品はラスト50分が殺陣というとんでもない展開なんだけれども、その中で群を抜いて強くて美しかったのが松方さん演じた倉永左平次の殺陣。当時68歳だっとは思えないくらいのキレと俊敏な動きと惚れ惚れするくらいの綺麗な静の姿勢は圧巻でした。作品そのものについては過去に散々語っているので割愛するとしても、21世紀に入ってからの時代劇作品であそこまで本格的な立ち回りを演じられる役者さんは少ないし、もっともっと…松方さんが活躍する姿を観たかったと残念でなりません。
 松方さん自身、時代劇を知らない若い世代の役者達に伝えたいこと教えたいこと、まだまだ沢山あったと思うんですよね。

 さすがに直ぐ『十三の刺客』を観なおす気にはなれなくて(作品そのものに魅入ってしまうので重い!)、公開当時にテレビで放送された『十三人の刺客~男祭り』という特番を改めて観たのですが、出演者が勢揃いしてアンケートをするというコーナーで「出演者の中で戦ったら最後まで生き残るのは誰か?」という質問の1位はダントツで松方さんだったんだけれど、松方さん自身が「コレ自分で自分に入れたの。こいつらには負けてたまるかって。絶対に最後まで生き残ってやる。長生きして嫌なジジィになってやる」と笑いながら語っている場面があってね、他の出演者も納得しながら大ウケしていてすごく楽しくて愉快なシーンなのに涙ボロボロになっちゃってね…。
 そういえば、この時とは別の特番で松方さんは吾郎ちゃんが演じた暴君を絶賛してくれていたんだなぁと。これ程の役者さんに認められいた吾郎ちゃんも役者として幸せだよね。

 闘病生活は過酷なものだったでしょうけれど、公私共に豪快に生き抜いた数少ない昭和の大スターだと思います。私が記憶には『十三人の刺客』で魅せたカッコいい松方さんの姿が残り続けます。

 合掌。

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テーマ:俳優・男優 - ジャンル:映画

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