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PC画面表示でご覧ください。蛇足な日記帳もどき。ALFEEを中心に音楽ネタが多いですが 、基本的にミーハーで節操ありません。
2019/02/24 Sun 22:14
 2月も下旬に差し掛かり、桜の開花予報も出るようになりましたね。同時に天気予報ではスギ花粉注意報も出るようになり、着実に春が近付きて来ているんだな…と眼と鼻で痛感するようになってきました。

 早く過ごしやすい季節になって欲しいなぁ…と思っていた矢先、またもや北海道方面で大きな地震が起きまして。9月の余震になるのかな?北海道在住の親戚の安否はすぐ確認が取れまして、震度が大きかった割には前回ほどではなかったそうで直ぐに対処できたと知り安心しましたが、9月と違い積雪もありますからね。一日も早く収束して欲しいものです。


 この時期は年間を通して仕事がひと段落している傾向にあるので、ライブやら旅行やら観劇やら…色々と入れてしまって逆に公私共に忙しくなってしまうのですが、裏を返せばそれだけ充実していると。体調を崩している余裕も無いし、有り難いといえば有り難い。
 実は早朝番組『ズムサタ』に生出演した高見沢さんをまだ観てません。早朝に相応しくない派手な格好でコメントも面白かったみたいなので、2度目の出演の前に観ておきたいものです。次週は頑張ってリアルタイムで観るかな。←多分ムリ

 そんな訳で、今回は5年振りの再演となったミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』を観劇してきた感想をば。

 あの伝説のミュージカル『オペラ座の怪人』の10年後の話として作曲家であるアンドリュー・ロイド=ウェバーが私的に書き上げた作品でして、市村正親さんと鹿賀丈史さんのWキャストで初演されてから5年…、今度は市村正親さんと石丸幹二さんのWキャストで再演。今回も新旧四季コンビです。
 日生劇場にて1/16から2/26まで上演されていますが、5年前と同じく全日チケット完売という相変わらずの人気ぶり。

 私が観劇た回は、主演のファントム=市村正親、クリスティーヌ=濱田めぐみ、ラウル・シャニュイ子爵=田代万里生、メグ・リジー=夢咲ねね、マダム・リジー=鳳蘭、グスタフ=熊谷俊輝…というキャスト陣でした。
 もうね、市村さん演じるファントムを日生劇場で観られるってだけで感極まっちゃいますよ。←

ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』

  物語は先にも書いた通り『オペラ座の怪人』の悲劇から10年後の話。
 密かにファントム(市村正親)を匿っていたマダム・リジー(鳳蘭)は彼を連れてNYへ渡り、コニー・アイランド一帯の経営者として財を成していた。メグ・リジー(夢咲ねね)もコニー・アイランドの歌姫として活躍していたものの、自分の心を満たす「歌声」はクリスティーヌ(濱田めぐみ)しかいないと想いを断ち切れないファントムの苦悩は続く。そして奇しくも、ラウル(田代万里生)と結婚してフランスのプリマドンナとして活躍していたクリスティーヌが、夫の作った膨大な借金返済の為にNYへ渡りコンサートを披露するという知らせがコニー・アイランドにも届いた。ファントムはクリスティーヌの「歌声」を取り戻すべく、彼女たちに“罠”を仕掛けるのだった。

 上演から1カ月以上経っていますが、冒頭から市村ファントムの迫力が凄まじかったですわ。本当にあの人は“怪人”ですね。一気に闇の中で煌めく幻想かつ魅惑的な世界観に惹き込まれていきました。

 5年前の感想でも触れていますが、この物語を『オペラ座の怪人』の10年後として捉えるにはかなり抵抗があります。
 再演で観てもラウルの扱いがあんまりというか、あんなにクリスティーヌの為に命懸けで頑張った男があそこまで堕落して彼女に迷惑を掛けるものなのかと…今回も納得がいかない(笑)。それ以上に、ファントムとクリスティーヌの自分勝手さときたら…。まぁ、この二人の場合は『オペラ座の怪人』の時から我が道しか突き進んでいないので、10年経ってもブレていないといえばそれまでかも。故に、主だった登場人物達に感情移入して観劇することなんて不可能でして、クリスティーヌの愛息である純粋無垢なグスタフが唯一の希望の光。このグスタフを演じた熊谷俊輝くん、今回がミュージカル初出演だそうですが物凄い美声ぶりでしてね。特に、一幕のクライマックスであるファントムとの「The Beauty Underneath」を歌い上げる場面は豪華絢爛な演出と相俟って圧巻!この場面が歌も含め、『ラブ・ネバー・ダイ』の中で一番好きなシーンです。特にこの時のファントムの声には痺れましたねー。私は市村ファントムの声が凄く好きなんだなぁと実感。

 歌といえば、第二幕のクライマックスでクリスティーヌが歌い上げる「Love Never Dies」は正に濱田めぐみさんの独壇場でして、ファントムやクリスティーヌには微塵も感情移入できないのに、このシーンは涙無しには観られないほどのクリスティーヌの切ない情感が溢れているんですよね。許されるならば、この場面でスタンディングオベーションしたいくらいなんですよ。再演でこの物語の結末を知っているからこそ余計にこの歌が胸に響いたというのもあるかもしれませんが、前作以上にこの場面には感動しました。
 なんだかなんだでアンドリュー・ロイド=ウェバが作るオン音楽は素晴らしいんですよね。

 終盤の展開は二時間サスペンスのようなんですけど、市村ファントムがずるいというか…陳腐だと思いながらも涙がボロボロになってしまう。これはキャスト陣の力量と言っても過言ではないはず。
 今回、どう見ても当て馬役に成り下がってしまっている損な役回りのラウルを演じた田代さんは落魄れた男ながらも同情を禁じ得ない心の脆さや嫉妬を上手く表現されていて、「Love Never Dies」を舞台裏で聴き入る姿は遣る瀬無かったですわ。私はやっぱりファントムよりラウル派だな。←

 そういう意味では10年間ファントムに尽くしたマダム・リジーやメグ・リジーにも同情を禁じ得ない。だからこそ、ファントムやクリスティーヌが迎える結末に同情はできないんだけど、それでも自分が選んだ愛を貫く姿に胸を打たれてしまうのか結末を知っていても泣けてしまうんですよね。

 散々、物語には納得できないとかファントムやクリスティーヌには感情移入できないと書いてきた割に、何故か前作以上に感動している自分がいるという矛盾(笑)。5年振りに観てもあの豪華なセットと煌びやかで幻想的な演出は素晴らしいし、何より市村ファントムと濱田クリスティーヌの安定感。そして、田代ラウルと熊谷グスタフの人間味溢れる表現力が物語に深みを加えていて、正直に申し上げまますと一度観たいと思ったくらいです。

 それにクライマックスは感極まってしまう展開だったので、カーテンコールでの観客の声援も凄く熱くて、市村さんが再登場した時なんて客席から「ファントムー!」という声があちこちから上がり思わず市村さんはファントムの姿でに咽ぶ振りを(笑)
 ステージを去る際には観客からの大歓声と拍手に応えるように田代さんがグスタフ役の熊谷くんを高く抱き上げて行ったから、真似をしようと市村さんが濱田さんを抱き上げようとして直ぐに諦めたり(笑)、作中とは真逆にお茶目な市村ファントムの姿が垣間見られて楽しかったです。

 この盛り上がりから察するに再再演もありそうだな…。
 再再演があったら、きっと私は観に行くだろうな。←


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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

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